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インターネット フランス大使館産業技術広報センター 2008年07月16日


【プレスリリース概要】
盗まれた美術作品の95%は取り戻せません。この事実から、このほどフランスの二人の競売人がウェブサイトwww.stolen-and-wanted.comを立ち上げました。盗難被害者の観点に立つこの捜索サービスは、次の二つの革新的なコンセプトに基づいています。*権威ある出版物の参照資料に基づき作品を識別する*盗難被害者が懸賞金を提供し、盗難品が発見されるチャンスを拡大する

【プレスリリース内容】
体系的なアーティストのカタログなど、盗難作品の書誌参照を利用することがアイデアの中心にあります。書誌参照は、最も詳細な説明よりも的確であり、転売の防止に役立ちます。実際、これを利用しなければ、いかなる商人も作品を売り込むことができません。

ウェブサイトへの訪問数を最大限にするため、アクセスは完全無料になっており、盗難被害者が盗難作品を取り戻すまでの各ステップ(作品のインターネット上での位置特定、物理的位置特定、窃盗犯および隠匿者の逮捕、作品の返還)毎に懸賞金を提供することができます。懸賞金の額は盗難被害者が自由に設定します。

情報をオンライン化する料金は、盗まれた作品の価値とは関係なく、期間に応じた定額料金制です。
*標準料金:5年で300ユーロ *プレミアム料金:無期限で500ユーロ(紛失してから30年以上経って発見されることも珍しくありません。)

盗難被害者にとって、この料金は新聞雑誌に出す大きな広告の料金や、当該作品の盗難リスクをカバーするために支払わなければならなかったであろう1年分の保険料と同程度です。

また、このサービスにより、買手は購入する作品が盗難品でないことを確認することができます(UNIDROIT条約:“デューディリジェンス”責任は美術品の買手にあります)。

www.stolen-and-wantedは、アクセスが容易にできなかったり(有料サイトなど)、または美術品の写真画質が悪かったり、説明が適切でなかったりする他の既存サービスとの違いがはっきりしています。

ウェブサイトはフランス語のほか、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語版が利用できます。

ARTART@T社について アルマン・トロシアンはフランス初の競売広告ウェブサイトwww.interencheres.comの創設者・執行役会会長です。ジェラール・トロシアンはインダストリアルオークションの開催を専門とする競売人です。同社は、グルノーブル地方の情報通信技術部門から生まれた民間投資家グループの金融支援を受けています。

【プレスリリース連絡先】
会社名:ARTART@T
ウェブサイト:www.stolen-and-wanted.com
コンタクト:Mr Armand Torossian, Director
所在地: 155 cours Berriat,
38000 Grenoble, France
Tel:+ 33 6 29 48 19 06
Email:contact@stolen-and-wanted.com