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その他 IDマーケティングサービス株式会社 2008年10月28日


【プレスリリース概要】
消費者(利用者)と従業員の使用体験に基づく“企業と顧客との信頼関係”と“その信頼関係がもたらす換金力”による「市場の格付」2008年度上半期版。最も信頼できるメーカーはトヨタ自動車。銀行部門では三菱東京UFJ銀行。

【プレスリリース内容】
  IDマーケティングサービス株式会社(代表取締役:伊藤昌美、本社:東京都品川区)は、2008年9月〜10月にメーカー企業と自動車販売店、銀行、求人サイトを対象とした消費者(利用者)の使用体験に基づく“企業と顧客との信頼関係”と“その信頼関係がもたらす換金力”による「市場の格付」を実施し、東京、神奈川、千葉、名古屋、大阪、博多の消費者(利用者)1万5233人及び対象の従業員349人から回答を得ました。
  その結果、最も市場の格付が高いのは、メーカー企業部門ではトヨタ自動車で82.0ポイント、自動車販売店部門ではネッツトヨタで78.4ポイント、銀行部門では三菱東京UFJ銀行で72.7ポイント、求人サイト部門ではリクナビNEXTで75.9ポイントとなりました。(最高は100ポイント)

 ■メーカー企業部門
  メーカー企業部門では、消費者に自動車メーカーと家電メーカー、食品メーカーの中から使用した経験のあるメーカーをそれぞれ3社まで挙げてもらい調査を実施し、71社がノミネートされました。最も市場の格付が高いのはトヨタ自動車で82.0ポイント、2位はソニーで78.6ポイント、3位はアップルで77.2ポイント。食に対する不信を象徴するよう10以内に入った食品メーカーは8位のハウス食品だけでした。

 ■自動車販売店部門
  自動車販売店部門では、車を購入した時に足を運んだディーラーを対象に調査を実施し、18店がノミネートされました。購入検討時に足を運んだディーラー数は平均で5.8店(中古車販売店は含まず)。最も市場の格付が高いのはネッツトヨタで78.4ポイント。2位はアウディで73.7ポイント、3位はトヨタカローラで71.0ポイント。1位と3位に加えて、4位にトヨタ、7位にトヨタペットとトヨタ車の販売店網の4店全てが10位以内に入りました。ッツトヨタを年代別に見てみると20代で77.6ポイント(年代別2位)、30代で85.5ポイント(同1位)、40代で72.0ポイント(同3位)、50代で71.3ポイント(同3位)、60代で64.9ポイント(同5位)となりました。また、当調査により、自動車販売店において顧客との信頼関係は、見積りから成約に至るまでの成約率に大きく影響することも判明しました。

 ■銀行部門
  銀行部門では、消費者が財布等の中に入れて持ち歩いているキャッシュカードの銀行を対象に調査を実施し、59行がノミネートされました。常に持ち歩いているキャッシュカードの枚数は平均で3.7枚。最も市場の格付が高いのは三菱東京UFJ銀行で72.7ポイント。2位は東京スター銀行で70.1ポイント、3位は三井住友銀行で65.9ポイント。その他では、ゆうちょ銀行が13位と低迷。なお、三菱東京UFJ銀行を年代別に見てみると20代で75.8ポイント(年代別1位)、30代で63.0ポイント(同5位)、40代で68.4ポイント(同2位)、50代で70.9ポイント(同2位)、60代で68.0ポイント(同3位)となりました。また、当調査により、銀行において顧客との信頼関係は、利用する回数と取引金額に大きく影響することも判明しました。

 ■求人サイト部門
  求人サイト部門では、転職を検討した際に登録したサイトを対象に調査を実施し、15サイトがノミネートされました。登録したサイト数は平均で3.1サイト。最も市場の格付が高いのはリクナビNEXTで75.9ポイント。2位はenで74.2ポイント、3位はDODAで73.5ポイント。1位から3位までが僅差という結果からも分かる通り、利用者からはどのサイトも“代り映えしない”という声が多くを占めていました。リクナビNEXTを年代別にみてみると20代で78.0ポイント(年代別1位)、30代で79.3ポイント(同1位)、40代で76.6ポイント(同1位)となり、調査対象となった3世代全てで1位を獲得。また、当調査により、求人サイトにおける利用者との信頼関係は、登録したサイトから得た情報の会社に入社するか否かという判断には全く影響しないものの、次の転職時に再利用するかどうかの判断に大きく影響することが判明しました。

  「市場の格付」は、単なるイメージ調査ではなく、使用体験をもつ消費者(利用者)と従業員を対象に、顧客ロイヤリティや購買(利用)動機、使用後のアクションなど全61項目からなる調査を実施し、企業を格付したものであり、企業活動において最も大切な“企業と顧客との信頼関係”及び“その信頼関係がもたらす換金力”を見える化したものです。そのため、従来の財務指標を用いた債権者や投資家向けの格付とは大きく異なり、企業が企業努力により内需を拡大していくためのマーケティング戦略における新たな指標として活用できるように当社が今年から始めた新しい取り組みとなります。

 ■調査概要
  ◆調査方法  対面式によるアンケート調査   ◆調査期間  9月10日〜10月3日   ◆有効回答数 総数1万5582人     メーカー企業部門:消費者(利用者)1万4961人              従業員152人     自動車販売店部門:消費者(利用者)9172人              従業員40人     銀行部門:消費者(利用者)1万5233人          従業員125人     求人サイト部門:消費者(利用者)4889人          従業員32人     ※消費者(利用者)は各部門で重複
  ◆各部門とも、調査対象の有効回答数が当該部門の総数の20%に満
   たない場合は調査対象から除外。

 ■「調査結果」について    当プレスリリースでは調査結果の一部を公表しております。格付一覧につきましては、無料で配布(PDF版)しておりますので、電話又はEメールにてお気軽にお問い合わせください。

   なお、全ての調査データをまとめた「総合レポート」(各部門それぞれ税込189,000円) と回答者属性や全41項目のデータに分析結果を加えた「個別レポート」(各部門それぞれ税込302,400円)もご提供いたしますので、電話又はEメールにてお問い合わせください。

【プレスリリース連絡先】
IDマーケティングサービス株式会社 広報室 志澤 E-mail: shizawa@idms.co.jp
TEL : 03-5767-9883
FAX : 03-5767-9884