〔 お知らせ/ご案内 Re:Creator’s Kansai 2008年11月18日 〕
【プレスリリース概要】
Web サイト(ホームページ)制作に携わる関西地区のプログラマーやデザイナー・ディレクターの交流を目的とした任意団体、Re:Creator’s Kansai(リクリエイターズカンサイ・略称リクリ)は、京都大学情報学研究科の社学連携事業のひとつであるインクルーシブデザインユニットの協力を得て、障害者や高齢者の生の声を取り入れながら携帯電話のプロトタイプを作成するワークショップ『インクルーシブデザインワークショップ』を、2008年11月19日水曜日18時30分から21時にデジタルハリウッド大阪校にて行います。
【プレスリリース内容】
■インクルーシブデザインとは
インクルーシブ(inclusive:包括的な)デザインとは、高齢者や障害のある人など特別なニーズを抱え、メインターゲットからエクスクルード(exclude:除外)されてきた消費者をデザインプロセスの上流工程へと積極的に巻き込んでいくことによって、そうした消費者が引け目を感じることなく利用可能なものづくりをめざす手法です。
■ワークショップ開催の趣旨
年齢や障害の有無、能力などを問わず多くのひとが利用できるものづくり=ユニバーサルデザインの重要性がうたわれて久しい現在、わたしたちWeb 制作者は、特に高齢者や障害者など特別なニーズを持つひとびとにとっても「使いやすい」「不便を感じない」「配慮のゆきとどいた」Web サイトをつくれているだろうか?という自問を繰り返しながら制作に取り組んでいます。
その問いに対する答えを得るために、高齢の方や障害をお持ちの方のニーズに直接触れたい。ふだんどのように情報に接しておられるのか、不満や、不便に思うのはどんなことなのかを知りたい。そう考えて、『当事者に意見を聞くのではなく、当事者とともにものづくりをすすめること』『当事者との積極的な情
報交換と総合学習を通じて、ニ−ズそのものをあらわにすること』をめざすインクルーシブデザインユニットの方々にご協力をお願いしました。
また、日ごろの制作知識が先入観とならないよう、デザインのモチーフを携帯電話そのものとしました。
わたしたちのつくるものを"使ってもらいたい"方々との共同作業から気づきを得、共有し、よりよいものづくりのための新しい視点を学ぶ場にしたいと考えています。
■ワークショップの進め方
リードユーザと呼ばれる障害者や高齢者の方1 名を含む6 名から7 名を1グループとして、「携帯電話」のプロトタイプを制作します。タイムテーブル
18時30分から19時まで レクチャー「インクルーシブデザインとは何か」
19時から21時 ミニWS(30分×4セット)
19時から19時30分 書く:フィールド調査(携帯電話のふだんづかい)
19時30分から20時 描く:こんな携帯があればよいのでは?
20時から20時30分 創る:とにかく新しい携帯をラフでも作ってしまおう
20時30分から21時 魅せる:何に気づき、どんな形にしたためたか
21時10分 解散
■開催概要
日時:2008年11月19日水曜日 18時30分から21時まで 場所:デジタルハリウッド大阪校 定員:20名前後
参加費:2,000円(領収書を発行します)
準備物:携帯電話
【プレスリリース連絡先】
■Re:Creator’s Kansai(リクリ)概要:
Re:Creator’s Kansaiは、Web サイト制作に関わる関西地区のプログラマーやデザイナー、ディレクターの交流を目的とした団体です。
交流会やイベントを行うとともに、不定期にセミナー形式等の勉強会を開催しています。
代表者:鬼頭健 URL:http://www.re-creators.jp/
■京都大学インクルーシブデザインユニット概要:
代表者:塩瀬隆之
所在地:〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 共生システム論講座内 京都大学インクルーシブデザインユニット
URL:http://www.symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jp/incl/
■ワークショップに関するお問い合わせ
Re:Creator’s Kansai 担当:小嶋
E-Mail:aratakojima@gmail.com