06月
29

お知らせ/ご案内 ビジネスワイヤ・ジャパン株式会社 2009年06月29日


【プレスリリース概要】
国際連合気候変動枠組条約(UNFCCC)のCDM理事会は、テュフラインランド ジャパン株式会社を指定運営組織(DOE)として再認定することを決定しました。また同時に、テュフラインランド ジャパンは、クリーン開発メカニズム(CDM)の全専門部門(1~15)で有効化審査および検証の実施が可能となりました。

【プレスリリース内容】
これに伴い、ボランタリー・カーボン・スタンダード(VCS)およムゴールド・スタンダード(GS)等の最も重要な温室効果ガス排出削減に関する自主的プログラムにおいても、全専門部門においてGHGベリファイアー(温室効果ガス排出量検証機関)としての資格を取得したことになります。

テュフ ラインランド ジャパン、Dr. M・ブリンクマン(CDMサービス責任者)は次のように述べています。「テュフ ラインランド ジャパンは、CDM全部門で有効化審査と検証の実施が認められ、カーボン・トレーディングの分野で、包括的にサービスを提供することが可能となりました。我々が、お客様のプロジェクトポートフォリオを、種類や場所を問わず一貫して審査・検証する資格を持ったことで、お客様にとっても大きなメリットを提供します」

専門部門は、下記の通り規定されています。

1. エネルギー産業(再生可能資源/再生不能資源)
2. エネルギー供給
3. エネルギー需要
4. 製造業
5. 化学産業
6. 建設
7. 運輸
8. 鉱業・無機工業
9. 金属工業
10. 燃料からの漏洩(固形燃料、オイル燃料、ガス燃料)
11. HFC及びSF6の製造及び消費による漏洩
12. 溶剤使用
13. 廃棄物処理・処分
14. 植林及び再植林
15. 農業

<用語解説>
クリーン開発メカニズム(CDM):
発展途上国において排出量削減(または除去)プロジェクトを実施することで、認証排出削減量(CER)クレジット(1クレジット=1トン(CO2換算))を取得できるメカニズム。CERは、先進国が、京都議定書で定められた自国の排出削減分の一部に充当するために、取引、売却、使用できる。

共同実施(JI):
京都議定書で規定されたメカニズムの一つ。先進国が他の先進国に融資を行って温室効果ガス純排出量の削減を支援する場合、支援国は「排出削減単位(ERU)」を取得できる(実際には、「移行経済諸国(EIT)」が被支援国となる可能性が高い)。付属書I国(京都議定書で排出削減に関する数量目標を有している国々)は、共同実施に参加するには適格性要求事項を満たす必要がある。

ボランタリー・カーボン市場:
コンプライアンス市場とは別に機能する任意市場。企業、組織、個人が、プロジェクトベースのカーボンクレジット(一般的に「VER(自主的排出削減量)」と呼ぶ)を自主的に購入することにより、温室効果ガス排出量をオフセットできるカーボン市場のこと。

CDMおよびJIの詳細: http://unfccc.int/

テュフ ラインランド グループについて

テュフ ラインランド グループは、技術サービス分野で世界をリードする企業。1872年に設立され、ドイツのケルンに本社を置く同グループの拠点は、61カ国490カ所を超えており、従業員数は1万3300名以上、2008年度の売上高は11億ユーロ。同グループは、人、テクノロジー、環境の相互作用から生じる諸問題に対し、安全で持続可能なソリューションを開発することを基本理念に掲げている。


【プレスリリース連絡先】
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
Dr. M・ブリンクマン (CDM プログラムマネジャー)
045-470-1850
cdm@tuv.com