【プレスリリース概要】
テュフ ラインランド ジャパン株式会社は、TNT エクスプレスのシンガポールを拠点とするアジア地域本部が、サプライチェーンのセキュリティマネジメントシステム規格「ISO 28000:2007」の認証を取得しました。

【プレスリリース内容】
テュフ ラインランド ジャパン株式会社は、TNT エクスプレスのシンガポールを拠点とするアジア地域本部が、サプライチェーンのセキュリティマネジメントシステム規格「ISO 28000:2007」の認証を取得したことを発表しました。TNTエクスプレスは、総合輸送会社としてこの新しいセキュリティ認証を取得した初めての会社です。

ISO 28000は、組織がサプライチェーンの欠陥を補完し、安全な流通網を確立することを目的に、手順・方針を決定し、予防処置計画を策定する際のガイドラインとなるものです。戦略的レベルと業務レベル双方を考慮した、この包括的なセキュリティ規格は、各国の通関セキュリティ要件のほとんどに適合しており、それと同時にサプライチェーンの透明性と効率性を向上させるものです。現在の経済危機においては、世界レベルでのセキュリティ確保が組織の重要課題であり、適時配送やロスの最小化を実現し、体系的かつ効率的なサプライチェーンを構築することがますます求められています。ISO 28000は、さまざまな業界で幅広く取り入れられつつあり、サプライチェーン全体のセキュリティを高めています。

TNTアジア、セキュリティ・ディレクターのTony Lugg氏は、次のように述べています。「アジアの当社施設の多くは、すでにTAPA認証を取得しており、セキュリティ構造を強化するための素地は整っています。セキュリティのレベルを高めるため、当社は、セキュリティーネットワークの再評価および調査を行う決定を下し、より高水準で包括的なISO 28000認証の取得に着手しました。ISO 28000の認証プロセスにより、サプライチェーンの上流から下流にわたる広範なセキュリティ問題に対処したフレームワークの策定を体系的に進めました」。

テュフ ラインランドのISO 28000サービス責任者のTimothy Miller氏は、次のように述べています。「TNTは、ISO 28000を早期に採用しただけでなく、この分野で初めて採用した企業として、セキュリティ重視の姿勢を実証してきました。その緻密かつ包括的なセキュリティマネジメントシステムは、TNTがセキュリティに注力していることの表れです。特に感心したのは、TNTは顧客のセキュリティ要件に対処することで、確実に顧客の信頼度を高めていることです。ISO 28000認証は、グローバルサプライチェーンの安全性を高める重要なステップであり、テュフ ラインランドはその他の業界リーダーと共に、セキュリティ向上に取り組むことを楽しみにしています」。

テュフ ラインランド グループについて

テュフ ラインランド グループは、技術サービス分野で世界をリードする企業です。1872年に設立され、ドイツのケルンに本社を置く同グループの拠点は、61カ国490カ所を超えており、従業員数は1万3000名以上、売上高は11億ユーロです。同グループは、人、テクノロジー、環境の相互作用から生じる諸問題に対し、安全で持続可能なソリューションを開発することを基本理念に掲げています。
詳細については、http://ｗww.jpn.tuv.comをご覧ください。

TNTについて

TNTは、世界各国の企業および消費者を対象に、幅広いサービスを通じてメールおよびエクスプレス輸送のニーズに対応しています。オランダを本拠地とするTNTは、欧州、アジアに効率的なインフラ網を備えており、このインフラ網を最大限活用すべく、全世界に事業拡大しています。同社は200カ国以上で事業を展開しており、従業員数は16万3000人強です。2008年度の売上高は111億ユーロ、営業利益は9億8200万ユーロで、アムステルダム証券取引所に上場しています。

詳細については、http://group.tnt.comをご覧下さい。

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【プレスリリース連絡先】
テュフ ラインランド グループ
サプライチェーン・セキュリティに関するお問い合わせ：
ティモシー・ミラー、ISO28000グローバルコンピテンスセンター
045-470-1850
scsm@jpn.tuv.com