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その他 社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) 2009年10月13日


【プレスリリース概要】
 9月30日、インドネシア・スマトラ島西スマトラ州パダン市西北西45キロ地点を震源に死者739人、行方不明者296人(10/8:インドネシア国家災害対策庁発表)を出したインドネシア・スマトラ島沖地震の発生を受けて、SVAは10月6日(火)にアジア地域ディレクター八木沢克昌と緊急救援担当の薄木浩一郎の2人を被災地のパダン市と隣接するパダン パリアマン地区に派遣しております。

【プレスリリース内容】
■被災地の状況■
SVAは、同国で2006年5月に発生した「ジャワ島中部地震」の際に連携し緊急救援活動を行った現地のNGO「シープ」(SHEEP Indonesia Foundation)と再び協働しながら被災地での活動を始めました。
SVAが派遣した2人は「シープ」の緊急医療チームに同行し、被災状況の調査を始めました。現在、パダンの市街地では多くの救援団体が活動し始めていますが、都市周辺の山間部や海岸周辺の村々には、まだ支援の手が届いていない状況です。

■SVAの救援活動■
パダン市から車で1時間半の(約50キロ離れた)パリアマン市の郊外「パダン パリアマン地区」では、山間部に多くの村が点在しています。今週、SVAでは「シープ」とともに、この地区の村の巡回を始めました。昨日10月8日に訪れた、トボ・マルンガイ村(人口約1,100人)では、住居や学校など村の建物の約3分の2が地震で破壊されていました。屋根が崩れ落ちたり、柱を残して煉瓦(レンガ)の壁が全て崩れてしまった家が多く見られ、虚ろな表情で、自宅の前で呆然としている方にも会いました。
今後、SVAではこのような村々を廻って、多くの方々に声をかけながら調査を進めて行きます。まずは医薬品を配布しながら、「今、必要なもの」は何なのかを、被災された方々に直接問いかけながら、緊急支援物資の配布準備を行っています。

◆配布を予定している「緊急支援物資」(3,000人から5,000人への配布を目標)
・食料(米・缶詰・豆製品・油・塩・砂糖)
・生活必需品(鍋・調理用具・タライ・毛布・燃料)
・医薬品(消毒薬・包帯・ガーゼ・抗性物資・胃腸薬)
・資材(家屋の修繕用)ビニールシート・建材



■募金受付■
今回の未曾有の災害に際して一人でも多くの被災者の支えとなるべく努めていきたいと思います。皆様にご支援をお願い申し上げます。

■募金受付の郵便振替口座■
加入者名:SVAアジアこども募金
口座番号:00100-7-559298
※通信欄に「スマトラ沖地震」とご記入ください
※郵便局からの振り込み手数料は免除されます  

【プレスリリース連絡先】
■お問い合わせ■
(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所
緊急救援担当: 白鳥・薄木
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL:03-5360-1233
FAX:03-5360-1220
URL:http://www.sva.or.jp/
E-mail:eru@sva.or.jp