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転職/人材/求人 株式会社ムービンストラテジックキャリア 2010年01月20日


【プレスリリース概要】
金融業界の中でも昨年大きな変化のあった銀行・証券業界、保険業界の今後の展望についてお伝えいたします。
世界的な金融危機を受けて、再編が大きく行われている金融業界ですが2010年も全く目が離せません。

【プレスリリース内容】
【再編が進む銀行・証券業界】
昨年は日本における金融業界は世界的な金融危機の余波を受け、大きな変化があった年でした。
大和証券と三井住友銀行の合併解消も社会に大きなインパクトを与えた一つでした。
また、大手金融グループの大型なファイナンスも次々と行われ、各社とも資本強化を図ってきました。

2010年に入った今年もこの流れは引き続き続くでしょう。
今年5月には米モルガンスタンレーと三菱UFJとの合弁会社もスタートします。
銀行・証券が乱れて顧客争奪戦が続くと思われます。
大手三大金融グループはそれぞれ、証券会社との連携をふかめ、業務の幅を広げるべく攻勢をかけてくるでしょうし、野村證券、大和証券グループといった独立系の証券会社も新たな顧客を取り組む動きも出ています。
また、資本強化に向けては今年も引き続き大型な増資が行われる可能性は非常に高いと思われます。
銀行業界では本業の不振が相変わらず囁かれていますが、2010年は各社の今後の動きに注目です。

【海外進出がテーマの保険業界】
損保業界は2010年、昨年の再編ラッシュにより、3強による「メガ損保時代」に突入します。
国内2位の三井住友海上と同4位のあいおい損害保険、同6位のニッセイ同和損害保険が経営統合を行い、今年4月より「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」がスタート。
この統合ではこれまでトップの東京海上ホールディングスを抜いて国内トップになるだけではなく、世界でも5位という規模になります。
さらに、国内3位の損害保険ジャパンと同5位の日本興亜損害保険も今年4月に経営統合で「NKSJホールディングス」をスタートさせます。
新会社2社と、これまで国内1位の座を守っていた東京海上ホールディングスの3強の今後の行方は要注目です。
このような大きな再編が行われている理由の大きな要因はやはり国内市場の縮小傾向が続いているところだと思います。
2010年においてはさらなるM&Aや、海外進出が加速されると予想されます。

一方、生保業界においては昨年の損保業界のような変革が行われるのは210年の今年からではないかといわれています。
今年4月より、第一生命保険が相互会社から株式会社へ組織変更を行い、上場予定。上場後、株式会社になることでより柔軟に経営戦略をとりうるということでM&Aも視野に入れているでしょう。第一生命が上場し、順調に規模の拡大を図ることができれば、他の大手生命保険会社も株式会社化を進める可能性もあるでしょう。明治安田生命や、住友生命の今後の動きも注目です。
また、生保業界もやはり海外進出は大きなテーマとなるはずです。
国内市場だけでなく、アジアを中心とした海外市場での活躍を期待したいです。

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