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ITシステム/サービス 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング 2010年03月08日


【プレスリリース概要】
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(本社:品川区、取締役社長:小林 敏樹、以下、PBC)は、マイクロソフト社の中堅・中小企業(SMB)向け主力ERPパッケージMicrosoft Dynamics® NAV(旧称Navision)の最新版である「Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版日本語バージョン」(以下Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版)を2010年4月下旬より販売開始することを発表します。

【プレスリリース内容】
Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版では新たにWeb技術を採用し、3階層システムに対応しました。3階層システムとは、クライアント・サーバーシステムをプレゼンテーション層(ユーザーインターフェース)、アプリケーション層(ビジネスロジック)、データ層(データベース)の3階層に分けて構築したものです。従来の2層クライアント・サーバーシステム*の場合、ビジネスロジックはクライアント側に記述されますが、3階層システムではサーバー側に配置されます。そのため運用中にロジック変更が生じた際のシステム改修がしやすく、またサーバー負荷を分散することができます。これによりユーザーは、保守や管理にかける手間やコストを削減することができます。

Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版では、ユーザーインターフェースが一新されました。「ロールテイラード」(Role Tailored)、すなわち「役割ごとに合わせて作られた」という名称の通り、今回の新版では、新機能ロールセンター(業務担当者別Webポータル)により、ユーザーインターフェースを業務ごとに設定することが可能です。経営者、販売・購買担当、経理担当など、日常業務は担当部署や役職により全く異なるため、各人の使用頻度の高い機能もさまざまです。今回のMicrosoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版では、情報を選択表示できることで必要な機能へのアクセスが容易になり、業務効率を大きく向上することができます。また、Webサービスに対応したことにより、他システムとの連携がこれまで以上に容易になっています。

Microsoft Dynamics NAVは、全世界で約76,000社の導入実績を誇るマイクロソフト社の主要ERPパッケージです。既に日本及び欧米の上場企業で多数利用されており、国際財務報告基準(IFRS)への対応をはじめ企業のコンプライアンス強化を支援しています。PBCでは、国内外の関連・子会社のシステム統合やIFRS適用が課題となっている大手企業および中堅・中小企業に対して、広く同製品を訴求していきます。


*「Microsoft Dynamics NAV 2009日本語版」(バージョン2009)には、今回発表のロールテイラード版と、2009年3月に発表したクラシック版の2製品があります。クラシック版は、バージョン2009以前の「Microsoft Dynamics NAV 5.0 日本語版」(バージョン5.0)の後継製品として、2層クライアント・サーバー方式を採用しています。
クラシック版に関する詳細は、こちらのプレスリリースをご参照ください。 http://www.pbc.co.jp/news/detail.html?nid=95



<新製品「Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版日本語バージョン」の主な特長>

1. 新機能、ロールセンター(業務担当者別Webポータル)の導入
ロールセンターとは、ユーザーがログインした際に常に最初に表示される、Microsoft Dynamics NAVへの入口となる画面です。業務別に異なる画面が標準で21パターン用意されており、カスタマイズによりロールセンターを新たに作成することも可能です。また、ユーザー自身が画面をパーソナライズすることも可能であり、ユーザーインターフェースを各人の嗜好に合わせて設定することができます。ロールセンターでは、以下のことが可能です。
 ・不要な情報を隠し、自分に必要な情報、使用頻度の高い機能へのリンクのみを表示させる。
 ・進行中の業務、対応する必要のある業務が画面上に表示され、業務の優先付けができる。
 ・緊急対応の必要がある作業について、他の社員から通知メッセージを受信できる。
 ・会社あるいは部署等の日々のパフォーマンスを示すグラフの表示ができる。

2. Outlookとの連携強化
Outlookとの連携がこれまで以上に強化されました。Outlookの受信トレイやタスクリストは画面を切り替えることなく、そのままDynamics NAVの画面上に表示されます。

3. レポーティング機能の強化
レポートに図、グラフ、表を挿入する機能が追加され、より視覚性の高いレポート作成が可能になりました。

4. Webサービスへの対応
Webサービスへの対応により、外部からのMicrosoft Dynamics NAVデータ、ビジネスロジックへのアクセスがより安全・確実に行えるようになり、他システムとの連携がしやすくなりました。

5. IFRSへの対応
原則主義の枠内でどのように会計処理をするか、企業が判断し運用できる設計となっています。

<提供方法>
導入プロジェクトの中でシステムを構築

<販売方法>
PBC直販 および 代理店販売

<価格>
Microsoft Dynamics NAV基本ライセンス: 31万3千円
Microsoft Dynamics NAV ユーザーライセンス(11ユーザー): 310万2千円
日本語版基本パッケージ価格: 200万円

<販売開始日>
2010年4月下旬


【株式会社パシフィックビジネスコンサルティングについて】
パシフィックビジネスコンサルティングは、1993年に設立、ERP導入ソリューション及び業務プロセス最適化のためのITコンサルティングサービスを手がけ、特に中堅・中小企業のシステム化支援をコアビジネスにしています。Microsoft Dynamics NAVの導入及びコンサルティングは2001年より開始、SMBマーケットを中心に外資系企業の日本法人及び日系企業の海外展開プロジェクトに特化してシステム導入・コンサルティングを手がけてきました。日本及び中国・韓国・香港・フィリピン・インド・豪州といったアジア各国出身のバイリンガルコンサルタントによる、外資系企業および国内企業海外展開のプロジェクト支援を強みとし、近年ではアジアをはじめ、欧米諸国を含めたグローバルプロジェクトに携わる機会が増えています。


*Microsoft DynamicsはMicrosoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。その他本文記載の会社名及び製品名は、それぞれ各社の商標、登録商標またはサービスマークです。

【プレスリリース連絡先】
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング 営業担当 山中・平川・伊藤
TEL: 03-5796-7053 FAX: 03-5796-7059  Email: Dynamics@pbc.co.jp