04月
06

経営/コンサルティング 株式会社yenbridge(エンブリッジ) 2010年04月06日


【プレスリリース概要】
当社(株式会社yenbridge(エンブリッジ))は、会計・税務・金融工学に精通
したプロフェッショナルから構成され、 数多くの優先株式の評価を実施してい
ます。

優先株式は、主に資金調達を目的として、発行されますが、この度、バルク評価
を開始致しましたので、ご連絡致します。

【プレスリリース内容】
【投資家・発行会社に対するサービス】
優先株式に投資する投資家の取得時評価額の算定、発行要項による価格の分析、
期末の時価評価対応を行っています。

現在は、金融商品の時価開示が施行されたことから、ほぼ全ての金融商品の評価
が必要となっており、 従来は簿価で計上することが可能であった新株予約権付
社債についても、時価評価が必要となっています。

資金調達の一環で発行される優先株式は、オプション価値を低くするため、様々
な条件を設定しているものが多く、 案件に応じてカスタマイズして評価する必
要があるものも数多く発行されています。

例えば、下記のような条件が付与されている場合、特殊な条件が付与されていな
い優先株式とは異なる評価が必要となります。

①行使価格が変動する場合(MSCBに類似のケース)

株価によって行使価格が常に変動しますので、将来株価推移ごとに行使価格を算
定し、 オプション価値を算定する必要があります。
例えば、行使価格が株価の90%に設定されているケースでは、 常に10%インザマ
ネーの状態にありますので、利益が常に確保できます。
ただし、株価がいくら上昇しても、株価の10%しか利益が確保できないため、 評
価額はそれほど大きくなりません。
行使価格に上限・下限が設定されているケースがありますが、 上限が設定され
ている場合は株価が上限を超えた場合は上昇額がそのままオプション価値として
反映されますので、 評価額にはプラスの影響があります。
下限が設定されている場合は、 常に時価の10%の利益を得られるという前提が崩
れますので、評価額にはマイナスの影響を与えます。


②発行体のコール条項がある場合

ある一定の価格で発行体が社債を償還できる条項(コール条項)が付されている
場合、 一定水準以上の株価の上昇が発生した場合、発行体はより有利な条件
(e.g. 行使価格を高くする)で 社債を発行できることになります。
この場合は、株価上昇によるオプション価値の増加部分を一定水準の株価までし
か享受できず、 評価額にはマイナスの影響を与えます。


③投資家のプット条項がある場合

投資家がある一定の価格で発行体に社債の買取を請求できるケースです。
通常、優先配当は社債等(デット)に比べて高く設定されていますが、クレジッ
ト・スプレッド(信用リスク)が高いため、 オプション価値を見込めない場合
(e.g. 株価<行使価格のケース)は、優先株式を長期保有するほど価値は低く なるケースがあります。
よって、投資家にプット条項がある場合は、評価額にプラスの影響を与えます。

弊社では、優先株式の評価目的に応じて、各種モデルでの算定に対応しておりま
す。

【発行会社に対するサービス】
発行を予定している優先株式の発行要項の作成、条件による時価評価額の分析、
期末の時価評価対応を行っています。

優先株式を発行する際には、取締役会決議(場合によって、株主総会決議)によっ
て発行する必要がありますが、 発行価格の妥当性に関する報告書を作成致しま
す。
※弊社は、法律事務所ではありませんので、最終的なリーガルチェックは、お客
様の顧問弁護士にお願いしております。

【弊社で利用する評価モデル】
①ブラック=ショールズ・モデル(BSモデル)
最も有名な偏微分方程式ですが、 複雑な条件が設定されているオプションの評
価を行うことができません。

②格子モデル
二項モデルなどでオプション価値を評価するものです。
こちらは、全行使期間を細分化して、オプションの価値を計算しますので、 複
雑な条件のオプションも計算が可能となります。

③シミュレーション・モデル
モンテカルロ・シミュレーションによってオプション価格を算定します。
複雑な条件が含まれているストック・オプションにおいても、 シミュレーショ
ン・モデルの設定次第で評価することが可能です。


【弊社の優先株式・優先出資証券の特徴】
当社は、リーズナブルな価格で、大量の評価を行うことに特化して業務を行って
います。
従って、他の評価会社が実施するような、個別対応は原則として行っておりませ
ん。

①リーズナブルな価格設定
システム化して評価を実施することから、簡易な評価をリーズナブルな価格で提供


②短時間での報告書ドラフトの提出
簡易版評価の場合は、通常1~2日程度で、基準日以前を用いた参考評価(報告書
ドラフト)を提出


③発行時における対応
評価書フォーマット及び評価方法の確定後、時価評価基準日(割当決議日、割当
日)の株式市場が閉まった後、 1~2時間程度で評価書をご提出いたします。


④大量案件の評価
バルク評価のシステムを有しているため、大量の新株予約権を一括して評価


⑤税務面での対応
グループ会社に税理士法人 (税理士法人赤坂綜合会計事務所)があるため、 エ
クイティ・オファリングに関連する税務面でのアドバイスが可能

詳細は、下記サイトをご覧下さい。
【優先株式・優先出資証券評価のご案内】
http://www.yenbridge.com/yenbridge/services/dd/valuation_ps.php


[運営会社の概要]
(1)商号: 株式会社yenbridge(エンブリッジ)
(2)所在地: 東京都港区赤坂2-11-13 COMMON AKASAKA8階
(3)代表者: 山下 章太
(4)設立日: 2007年6月
(5)資本金: 1,000万円
(6)事業内容: 投資リスク管理、SPC管理業務、評価検証業務
        投資企業のモニタリング代行
(7)許認可等: 不動産鑑定業:東京都知事(1)第2263号
税理士法人:税理士法人番号 第1772号

【プレスリリース連絡先】
東京都港区赤坂2-11-13 COMMON AKASAKA8階
株式会社yenbridge(エンブリッジ)
担当:桂田(不動産鑑定士)

TEL: 03-3560-7370
FAX :03-3560-7371
URL http://www.yenbridge.com/
MAIL info@yenbridge.com