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ITシステム/サービス ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA) 2010年07月01日


【プレスリリース概要】
~ BSAへの通報を端緒とする和解としては世界最高額の3億1千5百万円 ~

【プレスリリース内容】
安全で信頼できるデジタル社会の実現を推進するビジネス ソフトウェア アライアンス(本部:米国ワシントンDC、会長:ロバート・ハリマン、以下BSA)は、BSAメンバー企業と関西地域所在のメーカー(以下、A社)との間におけるビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し、5月20日付で、総額3億1520万5272円の和解が成立したと発表しました。本件は、BSAへの通報を端緒とする全世界における事案の和解総額として過去最高額となるものです。

本件は、BSAが組織内違法コピーの問題解決のため設置している情報提供窓口への通報が端緒となり発覚したものです。A社の著作権侵害発覚後に行われたA社による社内調査の過程で、Adobe(R) Illustrator(R)やAutoCAD(R), FileMaker(R) Pro, Microsoft(R) Office等、のべ3913本にものぼる大量の違法コピーが発見され、権利者であるアドビ システムズ インコーポレーテッド (以下アドビ)、オートデスク インク(以下オートデスク)、ファイルメーカー インク(以下ファイルメーカー)およびマイクロソフト コーポレーション
(以下マイクロソフト)のBSAメンバー企業4社とA社の間で問題解決に向け協議されていました。

BSA日本担当事務局長の松尾早苗は、「全世界で過去最高額となる組織内違法コピーが日本国内でなされていたという事実に大きな衝撃を覚えるとともに、コンプライアンスマインドが社会に浸透しつつある今でも、組織内違法コピーは撲滅すべき重大な問題であるという思いを新たにしました。景気回復の兆しが見え始めた現在、組織内違法コピーの放置は健全な企業間競争を阻害する要
因ともなりえます。BSAでは引き続き、経費節減を理由とした組織内での違法コピーが増加しないよう、不正防止を呼びかけていきます」と述べています。

BSAでは、組織内違法コピーの実態と過去の通報経験者の体験談などをまとめた情報サイト「違法告発.com(http://145982.com)」や、企業のソフトウェア資産管理(SAM)支援を目的とした情報サイト「C-SAMポータル」の運営を通じて、今後も引き続きメンバー企業の権利行使の支援のみならず、正規ユーザーの保護、違法コピーの利用を強いられている方々の環境改善を支援してまいります。

■参考資料は以下URLよりダウンロードできます。
(情報提供件数推移、和解額ワースト10)
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https://eus.hnlk.net/index.cgi?hnav=9c21f23401fd8ddc0bb41f1f766de3c596

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http://eus.hnlk.net/index.cgi?hnav=9c21f23401fd8ddc0bb41f1f766de3c596
Web掲示期限 2010年07月04日(日)まで

■組織内違法コピーについて
企業や学校、病院など複数のコンピュータでソフトウェアを使う組織内における違法コピーが「組織内違法コピー」であり、現在日本でもっとも多く見られる違法コピー形態でもあります。例えば、1台のコンピュータでのみ使用することが許諾されたソフトウェアのパッケージを入手して複数のコンピュータにインストールするような場合がこれに該当します。

■違法(イホウ)告発(コクハツ).comについて
「違法告発.com」(www.145982.com)は、組織内違法コピーの実態と情報提供の安全性等を広く訴求することを目的にしたマイクロサイト。過去の通報案件をヒントに組織内違法コピーの手口を読み切り漫画で紹介する「違法コピーのある風景」、BSA日本担当顧問が情報提供の安全性やポイントをお答えする「BSAへの情報提供が安心な4つの理由」、違法コピーの通報経験者へのアンケー
トを基に、通報から違法コピー状態の改善までの貴重な体験談まとめた「私が決断した理由」の、3つのコンテンツで構成されています。

■BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、ビジネスソフトウェア業界の継続的な成長と安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指し、政策提言・教育啓発・権利保護支援などを展開している非営利団体です。BSAは急成長を遂げるビジネスソフトウェア 業界をリードする企業で構成されています。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけ、教育啓発、および著作権保護、サイバーセキュリティー、貿易、電子商取引を促進する政策的イニシアチブを通して技術革新の促進に努めています。BSAメンバーにはアドビ システムズ, アジレント・テクノロジー,アルティウム, アップル,Aquafold, ARM, Arphic Technology, オートデスク, Autoform, AVEVA, ベントレー・システムズ, CNC/Mastercam, コーレル, Dassault Systemes SolidWorks Corporation, Frontline PCB Solutions - An Orbotech Valor Company, マイクロソフト, Minitab, NedGraphics, PTC,Progress Software, Quest Software, Scalable Software,シーメンス, サイベース, シマンテック, テクラ および The MathWorksが加盟し活動を行っています。詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jp、またはBSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。

【プレスリリース連絡先】
【本件に関する報道関係者のお問い合わせ先】
BSA日本PR事務局(MS&L Japan内)担当:鎌田、磯崎、竹内
TEL: 03-5759-5871
Email: bsa@jp.mslworldwide.com

【掲載時の読者のお問い合わせ先】
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)  URL: http://www.bsa.or.jp/
違法告発.com  URL: http://www.145982.com/