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ITシステム/サービス ビヴィオネットワークス株式会社 2010年07月08日


【プレスリリース概要】
DPI技術を活用したアプリケーションやサービスを実現するネットワーク・システムのプロバイダであるBivio Networks, Inc.(本社:米国カリフォルニア州プレザントン、社長兼CEO: Elan Amir、日本法人:ビヴィオネットワークス株式会社、東京都港区、代表取締役 兵頭弘一、以下「Bivio」)は本日、株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)が代表研究機関を務めた総務省委託研究である、情報漏えい対策技術の研究開発-課題Ⅰの「ネットワークを通じた情報流出の検知及び漏出情報の自動流通停止のための技術開発」にBivio7500が採用されたことを発表しました。

【プレスリリース内容】
Bivio7500はLinuxベースのプラットフォームであり、研究開発途中の仕様変更に柔軟に対応可能な開発・実行環境であったこと、また目標の10Gbpsトラフィックのリアルタイム処理を唯一単体で実現できること、それを2台スタックすることで、双方向通信で20Gbpsの処理能力向上を実現できるという利点からBivioが選択されました。

Bivio7500について
今回採用されたBivio 7500は、厳しい条件でのパケット処理が要求されるLinuxベースのネットワーキング・アプリケーションに最適なDPIプラットフォームネットワークアプライアンスで、独自のパケット処理ハードウェア アーキテクチャと標準 Linux ベース実行環境および多くのネットワーク制御機能を実装したオペレーティングシステムを組み合わせたコンパクトで高性能な、ネットワークアプライアンスの製品シリーズです。

【参考情報】
総務省委託研究について
日立が行なった総務省委託研究は、近年自動転送型ファイル共有ソフトに起因した情報の流出が多発し、個人・企業・行政における情報漏えい被害が社会問題として顕在化する中、自動転送型ファイル共有ソフトの優れた特長を損なうことなく、情報通信ネットワークを通じた情報漏出の検知技術、及び当該漏出情報の自動流通停止技術を確立し、安心・安全なネットワーク利用環境の実現に資し、情報の電磁的流通の促進や社会経済活動の活性化を図り、世界最先端のIT国家実現に貢献することを目的にしています。具体的には、Winny等のP2Pファイル共有ソフト通信を観測し、情報漏えいの発生を迅速に検知することを目的に、全てのトラフィックの中から、P2Pファイル共有ソフトのみを抽出する検知システムの開発、そのハードウェア実装の可能性、およびトラフィック制御を行う技術の開発を進め、大規模実証実験で検証評価をすることです。日立が行った研究開発では、7種(Winny, LimeWire, WinMX, BitTorrent, Share, Perfect Dark, Winnyp)のP2Pファイル共有ソフト通信検知機能がBivio7500に実装され、2010年1月に実施された実証実験(※1)では、10GbpsのトラフィックからリアルタイムにP2P通信を検知する性能目標を達成し、最終的には、2台のBivio7500をスタック構成とすることで、双方向通信(20Gbps)を処理可能な構成にすることができ、BivioのDPI技術の製品性能の高さが本研究開発に大きく貢献しました。

(※1)情報通信研究機構北陸リサーチセンターが運用する大規模インターネットシミュレータ「StarBED」を活用して実証実験が行われました。

ビヴィオネットワークスについて
ビヴィオネットワークスは、パフォーマンス、処理能力、柔軟性のすべてにおいて業界をリードする、ディープパケットインスペクション用アプライアンス・プラットフォームを提供しています。ビヴィオの製品は、ネットワークセキュリティ、モニタリング、監視、トラフィック管理、コンテンツベースの処理、付加価値をもたらすWeb2.0アプリケーションおよびサービス、その他多くのDPIベースのネットワーキング・アプリケーションを含む、幅広いカスタマソリューションをサポートしています。ビヴィオのお客様には、行政機関、サービスプロバイダ、主要DPIベースのアプリケーション開発者、システムインテグレータなど、世界中に顧客を抱えています。ビヴィオは株式非公開会社で、本社は米国カリフォルニア州プレザントンにあり、世界各地に販売拠点を有しています。詳細につきましては、以下のウェブサイトをご参照ください。http://www.bivionetworks.jp

【プレスリリース連絡先】
ビヴィオネットワークス広報担当
(株式会社イーアンドイー)
金子 TEL:0422-30-8800