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新聞/出版/マスコミ 株式会社ソリック 2010年10月16日


【プレスリリース概要】
出版企画の株式会社ソリック(本社:東京都港区、代表取締役:荒井久)は10月16日、松原元信著『3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹―』(ソリックブックス、A5判、並製本、200頁、定価953円+税)を刊行いたしました。

レイモンド・チャンドラーはすでに没後51年になりますが、その作品、とりわけ「ロング・グッドバイ」は不朽のハードボイルド作品として煌き続きています。日本では34年前に清水俊二訳「長いお別れ」、3年前に村上春樹訳「ロング・グッドバイ」があります。本書はこの3冊を読み比べした痛快エッセイです。

【プレスリリース内容】
著者の松原元信氏は現在74歳。早大政経学部経済学科を卒業して東洋電機製造㈱に入社。この会社一筋に働き、71歳で引退。その時に出会ったのが、村上春樹訳「ロング・グッドバイ」でした。若き頃の清水俊二訳「長いお別れ」がよみがえり、その違いを実感したことから今回の作業になりました。

松原氏は本書の「長いあとがき」で次のように述べています。
村上春樹氏は「ロング・グッドバイ」 の訳者あとがきで、「完全な翻訳」か「多少削ってあっても愉しく」かは読者にお任せしたいと記している。その後の「併せて楽しみたいという熱心な読者がいればとても嬉しい」という文章に、僕は少なからず触発された。

となれば、原書に当たってみなければどこがどうなのかがわからない。そこで、極めて典型的なサラリーマン人生を引退して時間ができた僕は、70歳を超えた老体に鞭打って「3冊読む」ことに挑戦した。

その作業は奥深く、難儀なものではあったが、とてつもなく愉しいことだった。いろいろと調べて下手なスケッチまでしてしまった。さらに、読者の皆様と愉しみを共有できれば幸いだ。(本文「長いあとがき」から抜粋)

本書は松原元信氏の初の書き下ろしです。本書の帯には、次の方々から応援をいただきました。

「没後50年 のチャンドラー、そしてマーロウは永遠のヒーロー」(著作権代理人:甲斐美代子氏)

レイモンド・チャンドラー著「The Long Goodbye」を頂上に据え、半世紀の時の流れを挟み、2人の作家が翻訳にアタックした。清水俊二。映画字幕の切れ味を武器に、小気味良く縦横無尽に原文を駆け抜けていく匠。村上春樹。文芸の薫りを蔓延させつつ、緻密に原文の軌跡を辿りゆく巧。私が惚れた主人公マーロウは三者三様。私と同じ気持であろう著者の果敢な挑戦に乾杯! (チャンドラー・ファン:山田千晶氏)

チャンドラーが、話の小道具に使う車、拳銃、酒、煙草についても、著者の飽くなき追求には脱帽。2訳文の研究は翻訳の勉強にもなった。ハリウッド近くに住んでいた自分としては、マーロウの行動を追う旅にも興味が湧いた。翻訳の勉強にもなった。(国際技術交流コンサルタント:佐山一郎氏)


著者プロフィール
松原元信(まつばら もとのぶ)
1936年広島県呉市生まれ。1958年早大政経経卒後、東洋電機製造(株)入社、この会社一筋に働き、2007年に71歳で引退。趣味はゴルフ。モルトウィスキーとあらゆる煙草をこよなく愛す。少々凝り性で、2007年に刊行された村上春樹訳「ロング・グッドバイ」を読み、若かりし頃読んだ清水俊二訳「長いお別れ」の興奮が甦り、原著に遡って比べ読みする今回の作業となった。現在は隠居。

なお、本書は書籍のネット通販最大手のアマゾンのほか、大手書店で販売するほか、個人書店でも直接販売に応じます。株式会社ソリックの直販はMailまたはFAXで承ります。
Mail:welcome@soriq.jpにお問い合わせ、お申し込みください。

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【発行元会社概要】
会社名 :株式会社ソリック( 英文名:SoRiQ, Inc. )
本社  :106-0032 東京都港区六本木3-5-28-714
代表者 :荒井 久
資本金 :1000 万円
URL :http://www.soriq.jp
Mail :welcome@soriq.jp
営業所 :112-0002 東京都文京区小石川5-31-6-402
電話 :03-5805-8855
FAX :03-5805-8856

【プレスリリース連絡先】
本件に関する松原元信氏への取材お問い合わせもこちらにお願いいたします。
株式会社ソリック 担当:荒井
電話:03-5805-8855
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