06月
20

広告/デザイン 有限会社ジャパン・ポイントオブパーチェス・ソリューション 2011年06月20日


【プレスリリース概要】
・今後「寄付つき商品を購入」していきたい人は約5割で、「寄付・募金」を上回る
・気軽に無理なく社会貢献できる良さを感じる一方で、商品の認知度は低い

【プレスリリース内容】
2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災された方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

エコな商品や寄付つき商品、フェアトレード商品など、ソーシャルプロダクツ(社会性を持った商品)に関する総合情報ポータルサイトSoooooS.(スース、URL:http://sooooos.com)を運営する有限会社ジャパン・ポイントオブパーチェス・ソリューション(大阪市、代表取締役社長:中許 忠和)では、生活者の消費や社会貢献に対する意識がどのように変化したかを探るためのアンケート調査を、震災後3ヶ月が経った6月11・12日の両日に実施しました。

今回の調査では、商品の価格やおまけ・キャンペーンなどへの関心が低下する中、商品を購入する際に「その商品がより良い社会づくりにつながるかを重視する」人が震災前の約3倍となり、社会性を重視する生活者が増加していることが分かりました。また、今後行っていきたいこととしては、「気軽に、無理なく、社会貢献に参加できる」などを理由に2人に1人が「寄付つき商品」の購入をあげ、震災後に6割以上の人が実施していた「寄付・募金」を上回りました。一方で、寄付つき商品の中で最も認知度が高かったチャリティ音楽CDであっても、購入代金の一部が“寄付”される「寄付つき商品」としての認知は10%台にとどまりました。5割を超える生活者が「企業には、社会的な取り組み、社会貢献に関する情報をもっと発信してほしい」と考えており、積極的な情報発信によって生活者のニーズを満たしていくことが求められています。その他、震災後に何らかの取り組みを行った人(82.4%)のうち6割を超える人が、自然保護や医療支援などを含む3種類以上の社会的取り組みに関心があることも分かり、震災を機に社会貢献に対する生活者の意識の高まりがうかがえました。

SoooooS.では、復興支援につながる寄付つき商品の紹介以外にも環境問題や貧困問題など、さまざまな社会的課題の解決や緩和に貢献できる9,000を超える豊富なソーシャルプロダクツの情報を提供しており、今後も日本最大級のソーシャルプロダクツ専門情報サイトとして、生活者ならびに企業の架け橋となってまいります。


今回の調査によって、主に以下のことが明らかになりました。
--------------------------------------------------------------------------------------------
■震災後、商品選びにおいて「社会性を重視」する人は、震災前の約3倍に増え、「おまけやキャンペーンを重視」を逆転

「商品を買う際には、その商品がよりよい社会づくりにつながるかを重視する」は、震災前の8.9%から震災後には25.1%に増加した。また、商品を購入する際に「必要性を重視する」も震災前の50.8%から震災後には65.1%となった。一方で、「価格を重視する」(震災前:74.6%→震災後:66.9%)や「おまけやキャンペーンを重視する」(27.4%→18.1%)は減少した。


■震災後に「寄付・募金」を行った人は6割超。今後行っていきたいこととしては「寄付つき商品の購入」が約5割に達し、「寄付・募金」を上回る

震災後に行ったことは、震災前に行ったことと同様に「節電」(65.7%)や「寄付」(63.2%)が多かったが、今後行っていきたいこととしては、「寄付つき商品の購入」が48.9%に大幅に増加し、同41.3%の寄付・募金を上回った。また寄付つき商品の震災後の購入経験は、30代やAB型が高いといった特徴も見られた。


■寄付つき商品を購入したい理由で、「気軽に、無理なく、社会貢献に参加できる」は約7割

購入したい理由では「同じような商品を購入するなら、寄付につながる方が良いから」が76.1%で最も多く、「気軽に、無理なく、社会貢献に参加できるから」という回答が69.0%で続いた。気軽に、無理なく継続できることをやりたいという意識は、「特別な費用や時間はあまりかけずに、日常生活の延長線上でできる範囲のことをしたい」が77.2%に達していたことからも見て取れた。


■復興支援につながる寄付つき商品の“寄付つき”としての認知度は必ずしも高くなく、情報発信が必要

寄付つき商品(※全額が寄付される商品を含む)についての“寄付つき”としての認知度調査では、最も認知度の高かったユニバーサルミュージックの音楽CD「アイのうた~東日本大震災チャリティ・アルバム」でも16.9%で、いずれの商品も“寄付つき”商品としては十分に知られていなかった。また生活者の意識に関する調査では「企業には、社会的な取り組み、社会貢献に関する情報をもっと発信してほしい」と考える人が55.3%に達しており、生活者にソーシャルプロダクツに関する情報が十分に届いていないことがうかがわれた。


■寄付つき商品を購入する際に重視することは「寄付先団体の信頼性」や「寄付金額等の公開」、「豊富な選択肢」など

寄付つき商品の購入重視点では、「寄付先の団体が信頼できること」(53.7%)や「寄付金額や活動報告などの情報がしっかりと公開されていること」(47.7%)についで、「豊富な選択肢があること」(36.1%)があがった。また、「寄付つき商品の種類の少なさ」(34.2%)は、「寄付金の使途が不明確」(32.9%)などを抑えて寄付つき商品を購入したいと思わない一番の理由になっている。


■復興支援に関連して何らかの取り組みを行った人は、そうではない人に比べて他の活動分野への関心も高い。そうした人のうち3種類以上の活動分野に関心のある人は54.8%に

震災後に何らかの社会的取り組みを行った人(82.4%)のうち、自然保護や医療支援など、災害復興以外の活動分野にも関心のある人は89.9%で、特にそうした取り組みを行っていない人と比較すると4割ほど高かった。また、前者の中で3種類以上の活動分野に関心がある人も54.8%に達した。

--------------------------------------------------------------------------------------------
【SoooooS.「震災後3ヶ月の消費、社会貢献に関する意識変化」調査概要】
調査手法: インターネット調査
調査地域: 全国 47 都道府県
調査対象: 15歳以上の男女個人 720 人 (性×年代で均等割付)
実施日程: 2011年 6/11(土)~6/12(日)

【プレスリリース連絡先】
Mail:info@sooooos.com
TEL:03-3542-2531