【プレスリリース概要】
スケーラブルシステムズ株式会社は、本日、仮想化によるサーバ・アグリゲーションを実現するScaleMP社のソフトウェア・プラットフォームの最新版、vSMP Foundation(TM) 4.0の国内での販売を開始しました。数多くの機能が新たに追加されたこの最新リリースでは、インテルおよびAMD両社の最新プロセッサーがサポートされており、仮想SMPシステム・ソリューションをお客様がデザインする上での選択の幅が大きく広がります。

【プレスリリース内容】
プレスリリース
2012年3月29日

スケーラブルシステムズ、ハイエンド仮想化ソフトウェア・プラットフォームの最新版vSMP Foundation 4.0の国内販売を開始

インテルおよびAMDの最新プロセッサーの強力な処理能力をフルに活用可能な最新リリースが、無限のスケーリング性能を備えた仮想SMPシステム構築を実現

スケーラブルシステムズ株式会社（東京都千代田区、代表取締役：戸室　隆彦、以下スケーラブルシステムズ）は、本日、仮想化によるサーバ・アグリゲーションを実現するScaleMP社のソフトウェア・プラットフォームの最新版、vSMP Foundation(TM) 4.0の国内での販売を開始しました。数多くの機能が新たに追加されたこの最新リリースでは、インテルおよびAMD両社の最新プロセッサーがサポートされており、仮想SMPシステム・ソリューションをお客様がデザインする上での選択の幅が大きく広がります。また、画期的な従来のvSMP Foundationソリューションのパフォーマンスもさらに強化されています。

CPUの高速化によって、ハイパフォーマンスシステムに要求されるメモリ容量は常に増加しています。また、メモリ集約型のアプリケーションの実行のために、一般的なクラスタシステムに追加のシステムを購入することは、結果としてコストや管理の複雑性の増大という問題を発生させることになります。vSMP Foundation 4.0では、そのようなアプリケーションの効率的な実行に最適なシステム構築が可能となると同時に、コストの削減と管理の簡素化も実現します。

vSMP Foundation 4.0の主な特長

●最新のAMD製プロセッサーのサポート： AMD製のHPC向け最新プロセッサーAMD Opteron 6100/6200シリーズに対応するほか、AMDのデュアルソケットおよびクアッドソケット・システム両方を利用可能になったことで、仮想SMPシステムを構築する際のサーバ・オプションが大幅に拡充されました。

●インテル製プロセッサーのサポート拡充： vSMP Foundation 4.0は、最新のインテル(R) Xeon(R) プロセッサー E5ファミリー搭載システム向けのプラットフォーム認定を受けています。また、インテル(R) Xeon(R) プロセッサー 5600番台ベースの8ソケット・システムもサポートしています。

●VM on VM（VMのネスト）のサポート： KVMおよびXen仮想化ソフトウェアを実行している複数のサーバを、1台の仮想化システム上に統合するVM on VMテクノロジーに対応しており、アグリゲートされた仮想サーバ・リソースを利用することができます。このテクノロジーによってシステムの使用率が向上するほか、アプリケーション・パフォーマンスとITインフラの柔軟性も向上します。

●パラレルストレージI/O： vSMP Foundationの開発元であるScaleMPとサンディエゴ・スーパーコンピュータセンターが、共同で同センターのGordon supercomputerの開発に取り組んだ成果として、vSMP Foundationの最新リリースではスクラッチストレージのパフォーマンスで最大300%の高速化が実現しており、現在最速のPCIeとSSDのソリューションと比べ約55%のコストで20%も高速なデータ伝送が可能になります。

●MPIオフロードエンジンの強化： クラスタを簡素化するためにvSMP Foundationを必要としているMPIユーザが増加していることを踏まえ、最新リリースではMPI通信における小サイズのメッセージにフォーカスし、SPEC MPIM2007コンポーネントによる測定結果では最大で300%のパフォーマンス向上を達成しています。システムのコンポーネント全体としては、平均で70%近くのパフォーマンス改善が実現しています。

●InfiniBand-FDRのサポート： 常に最先端のパフォーマンスを実現し続けるために、最新のvSMP Foundationはリンクあたり56Gbpsの超高速伝送を可能にするMellanox製ConnectX-3 HCAに対応し、これまでのバージョンに比べ2倍の帯域幅を実現しています。

また、vSMP Foundation 4.0ではI/Oデバイスのサポートも強化されており、USB 2.0デバイスのほか、インテル82599ベース（Niantic）10ギガビットEthernet NIC、LSI製SAS2ストレージコントローラにも対応しています。これにより、お客様は幅広い選択肢から最適なプラットフォームを選択することが可能となります。

スケーラブルシステムズが目指しているのは、進化を続ける最先端テクノロジーをサポートし続けることでお客様が抱えるリソースを効率良く活用し、常に仮想SMPシステムのパフォーマンスを最大限に引き出すことです。これまで提供してきたバージョンの中でも最も優れた機能を数多く備えたvSMP Foundation 4.0は、大規模なワークロードを処理するハイパフォーマンス・クラスタ、あるいはエントリーレベルのSMPシステムなど、お客様それぞれの多様なニーズに最適なシステムを構築可能にする高い柔軟性と幅広い選択肢を提供します。

新しいライセンス体系と出荷開始時期

vSMP Foundation 4.0は、ソケットあたりの新しいライセンス体系に基づくお求めやすい価格で提供されます。今回から適用されるソケットあたりの価格体系では、vSMP Foundation用のプラットフォーム選択が大幅に簡素化され、お客様はノードサイズや製品モデルではなく、仮想SMPシステムのサイズと処理能力の決定のみにフォーカスして最適なシステムを構築可能になります。また、この最新リリースからフローティング・ライセンスでの導入も可能となったため、将来的に新しいハードウェアにアップグレードする際にも同じライセンスを使用することができます。vSMP Foundationのライセンス体系の中で、もっとも優れたROIを実現するのがこのフローティング・ライセンスです。スケーラブルシステムズでは、すでにvSMP Foundation 4.0の国内出荷を開始しています。vSMP Foundationの詳しい情報は、スケーラブルシステムズのWebサイト www.sstc.co.jp/biz/projects/vSMP_Foundation.html をご覧ください。

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