【プレスリリース概要】
　株式会社テリロジー（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：津吹憲男、以下：テリロジー）は、急増するユーザトラフィックデータを従来の高額なハードウエア型プローブ製品ではなく、ソフトウエアアーキテクチャにより、大量のデータ（“ビッグデータ”）を高速でキャプチャする低額なソフトウエア型プローブ製品「momentum」を開発し、出荷を開始したことを発表します。

【プレスリリース内容】
　momentumプローブ製品は、高速パケットキャプチャとパケット保存を可能にする高性能キャプチャリングソフトウエアです。単にプローブを使用してネットワークトラフィックの情報を取得しようとすると、物理的に多くのキャプチャポイントを作らなければならず設置台数が膨らみ、かつ高額な費用がかかることから多くの顧客では必要だと認識しているがなかなか導入に踏み切れませんでした。
　また必要な時に必要な場所に持ち運び可能なものを活用しているという顧客の声も聞かれています。こうした顧客の課題を解決し、シンプルにワイヤーレートで高速キャプチャ/保存が出来る低価格製品をテリロジーは商品化に成功しました。

　momentumプローブ製品の主な特長は以下の通りです。

１） 高速パケットキャプチャ
1Gbpsイーサネット環境では“PF Ring”という高速パケットキャプチャ技術を採用することで、汎用NIC(Network Interface Card)で、優れたパフォーマンスを実現します。また、20Gbpsイーサネット環境では、弊社指定の汎用サーバハードウエアおよび専用キャプチャボードを利用することで、フルワイヤーパケットキャプチャを実現します。

２） 高速パケット保存・検索
キャプチャされたパケットは受信バッファであCapture-Ringに書込まれ、並列処理されます。また、ストレージ領域にRAW データとして保存することで優れた書込みパフォーマンスを実現します。さらに、キャプチャデータとは別にPacket Index が保存されるため、キャプチャデータを直接参照することなく、高速パケット検索を実現します。

３） Pcapファイルとしてダウンロード
momentumプローブに保存されたデータはPcapファイルとしてダウンロードすることが可能です。

４） リングストレージ
momentumプローブは、キャプチャしたデータの保存領域をリングのように使用し、古いデータを上書きすることで、継続的なキャプチャと保存を実現します。

５） マルチプロセッサ処理
momentumプローブは、マルチCPUを搭載している汎用サーバに対応しており、その性能を最大限に引き出すことが可能です。CPUコア数やキャプチャインタフェース数に応じて並列処理を行い、ハードウエアの性能を最大化します。

　テリロジーは今後も機能を拡張し、ラインアップを充実させ、国内の通信事業者、官公庁、一般企業さらには海外市場での販売も計画しています。

【株式会社テリロジーについて】
株式会社テリロジーは、1989年に会社設立、エンタープライズLAN/WAN、ブロードバンド・アクセス、セキュリティ、ネットワーク管理の4 つのソリューションを中核に、市場および顧客ニーズに対応したハードウェアからソフトウェアまでの幅広い製品を取り扱うネットワーク・インテグレータです。
顧客は大企業や通信事業者を中心に300社を超え、ネットワーク関連ビジネスでは豊富な経験と実績を上げています。
テリロジーは“ネットワーク&セキュリティ”カンパニーとして、強力な製品発掘力により常に海外の最先端技術を先取りし、ユーザの皆様に差別化ソリューションを提供しています。
テリロジーは設立以来、“In collaboration with customer”をコーポレイトミッションとし、顧客の視点に立ったビジネス戦略をおこなっています。
株式会社テリロジーURL：http://www.terilogy.com をご覧ください。

【プレスリリース連絡先】
【製品に関するお問い合わせ先】
株式会社テリロジー
事業本部
TEL：03-3237-3291、FAX：03-3237-3293
e-mail：terilogy@terilogy.com

【報道関係者お問い合わせ先】
株式会社テリロジー
経営企画本部 広報宣伝・IR 担当 齋藤清和
TEL：03-3237-3291、FAX：03-3237-3293
e-mail：ksaito@terilogy.com