06月
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学校/教育/学習 GMIX CO LTD 2012年06月14日


【プレスリリース概要】
2012年3月16日、深圳羅湖区の私立高校であるOXSTAND高校(深圳奥斯翰外語学校)にて、同校と静岡理工科大学グループ(静岡県静岡市)の課程交流調印式が行われた。

【プレスリリース内容】
同調印式は、OXSTAND高校が静岡理工科大学グループの強みであるアニメーション及びファッションデザイン課程を取り入れ、専科専修班を開設するためのもの。調印式には両校関係者以外に、深圳市罗湖区教育局教育科科長禹永清氏,深圳市罗湖区教育局成人与社会辦学科科長の夏剛氏、深圳市罗湖区教研中心副主任梁秉冠氏 胡学安氏らが参列した。
 今回の提携により、日本留学を目指すOXSTAND高校の学生は、どのような教育が日本で行われているかを実体験でき、疑問点や不安、将来の進路などを日本人先生(静岡理工科大学グループ傘下の静岡産業技術専門学校から派遣)から直接得ることができる。同カリキュラムの学生の本募集は今年9月からとなるが、すでに20名の学生が申込みをしており、関心の高さを窺わせるものとなった。
日本政府は2008年、「留学生30万人計画」を発表し、日本への留学生を2020年までに現在の14万人から30万人に増やす計画を推進している。世界の留学生市場は今後急拡大するというレポートがあり(IDP Education Australia)、留学生数は2015年には500万人、2025年には700万人規模に拡大すると試算されているが、今のところ、世界の留学生数における日本の留学生受入れシェアは5%程度。仮にレポートの試算を用いて2020年を600万人規模と仮定すれば、現在の受入れシェアを維持するだけで目標の30万人になる。
また、日本の産業界は産業界で「優秀な人材の確保」という観点から、外国人留学生に期待を寄せている現状もある。毎日新聞がまとめた主要122社を対象としたアンケートで、2013年春入社予定の新卒採用で外国人を増やすと回答した企業は 全体の23%にあたる28社にのぼった。10年後に外国人社員が増えると答えた企業は半数超の62社(50.8%)。日本経済の懸念材料に 「円高」を挙げた企業は9割弱の106社にものぼり、円高で海外に活路を求める企業は今後も増えていくことが予想されている。
 このように、単純に留学生数を伸ばすという観点からだけでなく、産業界でも留学生数の増加が望まれている状況と言えるが、留学生受け入れ数を伸ばすためには、現状、大学・専門学校の学生募集のプロセスで問題点がいくつかある。それが、①現地での広報宣伝、②現地での説明会とその後のフォロー、③現地での試験・面接、④試験合格後から渡日までのフォローなどだ。現地拠点がないことから、上記のようなプロセスがうまくいかず、「留学生の取りこぼしをしている」というのが現状だ。
産業界は先陣を切って中国に拠点を持ったが、今回の提携のように、今後は大学・専門学校などの教育機関が海外に拠点を持ち、優秀な留学生を発掘・育成するケースが増加することになるのは間違いない。

今回の日中合作を取り仕切ったのは、広東省の私立高校向けに日本語授業、日本留学サービスを提供する「GMIX CO LTD」(本社・香港、井本剛志代表)
同代表は今回の業務提携モデルを他校へも展開し、日本の教育概念、教育システムを幅広く中国へPRしていきたいと語っている。

【プレスリリース連絡先】
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香港  Suite C 6F Cameron Plaza23-25A
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代表  井本剛志
メール gmixsz@gmail.com