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学校/教育/学習 株式会社クリムゾンインタラクティブジャパン 2012年10月01日


【プレスリリース概要】
英文校正・校閲エナゴは、学術研究者を対象として、一流の英語教育者を招いて英語論文執筆の技法、英語での学会発表の技法を指導する学術英語セミナー「エナゴ学術英語アカデミー」第2期を開講いたします。

【プレスリリース内容】
【アカデミー設立趣旨】
「エナゴ学術英語アカデミー」の目的は、日本の学術研究者が、国際競争の舞台で存在感を発揮し、より効果的に自身の研究について情報発信をすることができるよう、英語での発表能力を鍛えることのできる「実践の場」「コミュニティ」を提供することです。

日本の研究者は大きなハンデを抱えています。英語を国際標準語とする学術界において、自由闊達に使えない言語で世界の研究者と競わなくてはならないからです。

しかし、今の大学教育には、学術研究者が海外の研究者と競うために必要な語学を教える仕組みが、少しずつ拡充されつつあるとはいえ、まだ十分に備わっていません。

よく言われるように、日本の戦後の英語教育は受信(リーディング、リスニング)に偏り、発信(ライティング、スピーキング)は重視されてきませんでした。また、学校教育で教える英語は、「与えられた日本語を英語に訳す」という「英作文」のレベルであり、研究者に求められる、論文の組み立て方から科学的な論法などについては、体系立った教育はなされてきませんでした。近年になってようやく一部の主要国公私立大学を中心に始まりましたが、これまで多くの大学院生や若手研究員は、先輩や仲間の「見よう見まね」で論文を書いたり、学会発表を行ったりしてきたのです。

大学教員になると状況はさらに過酷で、研究を進めながら大学の運営にも携わり、学生を指導するのに加えて、論文を英語で書き、査読者に英語で反論し、英語で口頭発表を行い、海外のトップ研究者と交流したりすることを求められます。十分な英語サポートもないまま、いきなりマルチ能力を獲得することを求められるわけです。国際競争を生き抜くためには、研究者が自力で、コストと時間と労力をかけて、学術英語のスキルを磨いていくしか道がないのが実情です。

英語力の強化には、繰り返し実践することが上達の一番の早道ですが、日本には、花盛りのビジネス英語塾とは違って、学術研究者向けに提供されている英語の実践訓練の場は、ほとんどありません。

エナゴ学術英語アカデミーでは、英語を自由自在に扱えない研究者に対し、「英語の体力づくり」を行うことのできるコミュニティを提供したいと考えています。見よう見まねで研究発表を行なってきた若手研究員から、人知れず英語がニガテで悩んでいる教授まで、英語で困っている一人でも多くの研究発表をグローバル化するお手伝いをしたいと考えています。

アカデミー第1弾では、日本の大学教育でアカデミック英語を指導しているトム・ガリー先生(東京大学准教授)、クライブ・ラングハム先生(日本大学教授)を迎えて、少人数制のプログラムを企画しました。今回の第2弾では、東京大学の各種学術英語教育プログラムで高い評価を受けている板津木綿子先生(同大学准教授)を講師に迎えます。
また授業は講師からの一方向的なレクチャーではなく、講師と受講生間、または受講生同士のインタラクティブなやり取りを中心として進行します。そのため、「ただ聞く」だけの態度では、当セミナーの参加者としては残念ながらふさわしくありません。受講生の皆様には、自発的に学ぼうとする姿勢が求められます。

【講座日時】
●国際学会プレゼンテーション初級編● 2012年11月28日(水)、12月4日(火)、12月12日(水)、12月19日(水)
全4回。各回とも午後19時から午後21時の2時間。

基本的には、4回で1セメスターとなりますので、全4回通してご参加できる方を対象とさせていただきます。
ただし、急に欠席をされる場合には、代理の方による出席を認めます。(途中解約、返金はできません)。

【講座内容】
●国際学会プレゼンテーション初級編● 東京大学のグローバル化プロジェクトにおいて中心的な役割を果たし、英語教育プログラム(ALESS、PEAK)の構築に携わっておられる板津木綿子先生を講師に招きます。当セミナーでは、英語の模擬発表の機会があるだけではなく、日本人研究者が国際学会で苦手としている質疑応答のプロフェッショナルな対処法や、海外研究者との交流で不可欠なsmall talk(簡潔な自己紹介や研究紹介)のコツも指導します。

■本セミナーでは、各受講生には、1回のSmall Talk(自己紹介、研究紹介)と、1回の模擬発表の機会があります。
■初回授業では、各受講生には自己紹介と研究内容の紹介を英語で簡潔に3分程度でお話しいただきます。2回目以降の講義では毎回5名の受講生に5分程度のプレゼンテーションを英語で行っていただきます。発表が終わったあと、講師より受講生のプレゼンテーションを基に、効果的な発表技術についてフィードバック指導があります。
■各発表後には質疑応答の時間を設けます。質疑応答は、国際学会で最も緊張を要する瞬間です。どんな予想外の質問が飛んでくるか、質問者の英語を聞き取れるかどうか、また、回答をきちんと英語で説明できるかどうか、日本人研究者にとって不安の種は尽きません。建設的なダイアログに持っていくためのテクニックを講師から教わります。
■各受講生の発表の様子は映像に収め、セミナー期間中にオンライン上の受講生限定フォーラムで公開します。フォーラム上ではプレゼンを視聴したり、板津先生からのフィードバックを受けたりできるようにする予定です。

※受講生には、5分程度のプレゼンテーション資料を事前に作成、提出していただきます。学会発表を間近に控えている方はそちらの発表資料をまとめたものでも構いません。

【講師】
●板津木綿子先生(国際学会プレゼンテーション初級編担当)●  東京大学 大学院総合文化研究科 准教授
 東京大学 外国語学習プログラムALESS/PEAK

【場所】
T’s渋谷フラッグ Room7E(7階)
東京都渋谷区宇田川町33-6 Shibuya Flag 7F・8F  http://www.tsrental.jp/location/shibuya/access.html
JR・東急東横線・銀座線・京王井の頭線・半蔵門線「渋谷駅」 より徒歩5分

【セミナー参加料】
各セミナー(全4回計8時間) 30,000円(税抜)

【定員】
各セミナー 15名

【申込締め切り】
11月16日(金)17時まで
※定員になり次第、締め切りとさせていただきます。

【申込フォーム】
http://www.enago-academy.com/form.php

【英文校正エナゴについて】
英文校正・英文校閲エナゴは、学術研究論文に特化した英文添削・ネイティブチェックサービス提供する、学術英語業界ナンバー1企業です。学術研究論文の英文校正を専門とし、とくに日本の研究者のお客様に高い評価を受けてきました。エナゴの英文校正の特徴は、専門分野を熟知した校正者が校閲した後、さらに英語の専門家が仕上げを行う、2段階校正という仕組みにあります。国際品質認証ISOを取得した管理システムの下、常に品質の維持向上と顧客満足度を追求しております。

【プレスリリース連絡先】
エナゴ学術英語アカデミー事務局
【本件に関する問い合わせ先】
担当:古屋(フルヤ)
TEL:03-6806-0753/FAX:03-6806-0754
Email:academy@enago.com
英文校正エナゴ:http://www.enago.jp
論文翻訳ユレイタス:http://www.ulatus.jp