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お知らせ/ご案内 悉曇蔵研究会 2012年12月02日


【プレスリリース概要】
日印国交樹立60周年を記念して、日印交流の草分けの一人である近代悉曇学の大成者・大宮孝潤大僧正の梵字展を企画。本年は、大宮孝潤生誕百四十年の年でもあり、本イベントを通じてインド文字、梵語学の歴史、由来を学び、いかに日本文化がインドの影響を受けているかを理解していただきます。貴重な展示品の他に文化講演会、声明講演、インド舞踊リサイタルなどでさらに興味を深めるとともに日印交流を推進します。

【プレスリリース内容】
日印国交樹立60周年を記念して、日印交流の草分けの一人である大宮孝潤の梵字展を企画しました。
明治維新で開国してから間もない明治9(1876)年、浄土真宗の俊英、南条文雄はオックスフォード大学に近代仏教学を学びに行きます。20年には念願のインド旅行をして仏跡を訪ねます。南条は、23年1月から井上円了の設立した哲学館(後の東洋大学)で梵語を講じることになります。
そのことを聞きつけた大宮孝潤は天台宗大学を中退し、哲学館に移ります。真宗僧侶のみならず、天台僧、真言僧も、インド、スリランカ、チベットに真実の仏教を求めて旅たちました。
梵字は、古代インド、グプタ文字の一書体であるSiddhamatrkaが、中国を経て日本に伝わり、独自に発達したもので、日印文化の融合を象徴します。一字一字が仏を表し、信仰の対象となります。
もともとは、密教を学ぶ僧侶の間で秘密裏に相伝されてきたものですが、今日、梵字が学べる本も数多く出版され、仏教好き、あるいは絵画や書道の愛好家も学ぶようになりました。さらに、ファッションとして若い人に受け入れられて、日本のみならず、海外でも人気が出てきています。
ここでインド文字、梵語学の歴史、由来を学び、いかに日本文化がインドの影響を受けているか理解します。合わせて、文化講演会、インド舞踊リサイタルを行って、興味を深めるとともに日印交流を推進します。
さらに、この独自に発達した梵字を新たな注目すべき創造的文化として世界に発信していきたいと思います。

■開催期間:2012年12月3日(月) – 12月7日(金)
■開催場所:インド大使館 ICCギャラ
■最寄駅:九段下駅2番出口 (東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線)
■開催時間:210:00~17:00 ※日にちにより時間が異なります。
3rd(Mon)初日 14:00~ オープニング・セレモニー
4th(Tue)~6th(Thurs)  常設展示 10:00~17:00
期間中 13:30より講演会、インド舞踊等の各種催し
7th(Fri) 最終日の入場は、16:00まで
■観覧料金 入場無料
■主催 悉曇蔵研究会・妙行寺
■共催 インド大使館
■後援 天台宗務庁、公益財団法人日印協会、一般財団法人日本カバディ協会、
NPO法人日印交流を盛り上げる会、ミティラー美術館、CNC、
一般財団法人天真会
■特別協力 妙行寺、延命寺、西来寺、岩倉寺
■協賛 中外日報社、USS出版、出帆新社、協栄プラニング、鈴仙、てらなび本舗

詳細:http://www.buddha-world.jp/file/pickup/vol012/index.html

【プレスリリース連絡先】
悉曇蔵研究会
E-mail:support@buddha-world.jp