07月
29

ソフト/ハード ガイオ・テクノロジー株式会社 2014年07月29日


【プレスリリース概要】
ガイオ・テクノロジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中村吉和、以下ガイオ)は、組込みソフト向け単体テストツール「カバレッジマスター」の新バージョン3.7をリリースいたしました。

【プレスリリース内容】
ガイオ・テクノロジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中村吉和、以下ガイオ)は、組込みソフト向け単体テストツール「カバレッジマスター」の新バージョン3.7をリリースいたしました。

「カバレッジマスター」は、製品へ実装する「実コード」を使用してソフトウエアのテストを行うコンセプトのもと、さらに自動車向け機能安全(ISO 26262)ツール認証をも取得し、自動車業界におけるソフトウエア単体テストの標準ツールとしてのポジションを固めています。

今回のバージョンアップでは、弊社が単体テスト受託サービスを通じて確立した単体テストデータ設計手法「テストデータ分析手法」を使用して、関数の要求仕様からのテストデータ設計支援、効率化を行う機能を追加いたしました。通常、関数仕様書から単体テストデータの設計を行う場合、関数詳細設計仕様書に記載された要求仕様から、境界値、最大/最小値、同値分割による代表値などの関数の各パラメータに与えるテストデータを抜け漏れなく抽出することが求められます。この作業は、テスト担当者が表計算ソフトを使用して設計しますが、抽出するデータの粒度が担当者のスキルに依存してしまい、テスト項目の抜け漏れが発生したり、テストデータ設計が標準化されないことが課題となっています。今回追加されたテストデータ設計支援機能を使用することで、テストデータ設計作業の工数を削減すると共に、テスト設計の工程を標準化し、担当者のスキルに依存しないテストデータ設計を実現します。本テストデータ設計機能は、標準でサポートされます。

また、もう1つの新機能として、テストの手順を記載したスクリプトを使用して、カバレッジマスターを制御、操作するためのCLI(Command Line Interface)機能を追加いたしました。例えば、自動車機能安全規格(ISO26262)では、要求仕様項目とテスト項目のトレーサビリティーを管理することが求められています。このために、各種テスト管理ツールやALM(Application Lifecycle Management)ツールにより、単体テスト管理、実行を行う事が必要となっています。今回追加されたCLI機能により、カバレッジマスターの操作のほぼ全てをスクリプトで行う事が可能となり、テスト管理、実行を容易に行う事ができるようになります。本CLI機能は、追加オプションです。

本バージョンは、本年度中に機能安全規格(ISO 26262/IEC 61508)のツール認証を取得する予定です。弊社は今後も、単体テストプロセスを効率化する標準ツールとして、「カバレッジマスターwinAMS」の改良を続けて参ります。

<製品情報>

■ガイオ「カバレッジマスターwinAMS」の詳細情報
http://www.gaio.co.jp/product/dev_tools/pdt07_winams.html

■テストデータ分析エディタ(V3.7で追加されたテストデータ設計機能)の画面コピー
http://www.gaio.co.jp/images/news/cm3.7_fig.png

<ガイオ・テクノロジー株式会社について>

ガイオ・テクノロジーは、1980 年に組込み開発向けクロスコンパイラの自社開発でスタートし、その後、
マイコンのコード解析技術、シミュレータ技術をベースにした組込みソフト向けテストツールを提供して
います。さらに、エンジニアリングサービスの事業を展開しており、現在では、主要自動車メーカー、大
手自動車部品サプライヤにて、モデルベース開発支援、テストプロセス構築支援、ツール導入・運用支援
などの業務を手がけています。

■代表者 :代表取締役社長 中村 吉和
■本社 :〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町 5-1 横浜クリエーションスクエア 4F
■設立 :1980 年 ■資本金 :298 百万円
■従業員 :88 名(2014 年 3 月末現在)
■URL :http://www.gaio.co.jp/

【プレスリリース連絡先】
【プレスリリースに関するお問い合せ先】
ガイオ・テクノロジー株式会社 営業本部 広告宣伝担当 岡田 利一
TEL:03-3662-3041(代表) e-mail: pr@gaio.co.jp