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ファッション/インテリア リミテッドPR 2015年06月11日


【プレスリリース概要】
 これまで活用されてこなかった「広葉樹」を使って、家具などへの商品化を図ることで、<規格外広葉樹の循環型活用システム>を目指した取り組みをしています。木材は岐阜県の根尾地区産です。一連の実験研究の流れとそのシステム、製品化の方向性などを展示発表しますので、ぜひご来場いただきたく、ご連絡申し上げます。
■日時:2015/06/19(金)~06/21(日) 11:00~20:00
■会場:青山スパイラルガーデン 東京都港区南青山5-6-23 TEL 03-3498-1171
■主催:根尾の広葉樹活用プロジェクト連携協定 (事務局:オークヴィレッジ)

【プレスリリース内容】
日本は国土の7割を森林が占める森林資源大国であり、その約半分を占めるのが広葉樹です。しかしながら、流通規格を満たさない規格外広葉樹はチップ化され、バイオマス燃料やパルプの原料などにしかなっていません。一方、世界的に広葉樹の流通量は減少、輸入価格は高騰し、国内の木工業者は深刻な状況に直面しています。流通規格外の広葉樹の効率的な木材化(商品化)を図り、この状況の有効な改善策を目指します。
岐阜県には、人工的な針葉樹だけなく炭焼きなどで伐採された後に自然の力で広がった広葉樹の二次林も多く分布し、多種多様な木々を育成する環境にあります。
広葉樹は良質な家具や小物を制作でき、国産広葉樹で製造された木製品に対する生活者の関心が近年高くなっています。しかし、効率よく製材でき規格化しやすい針葉樹に比べ、広葉樹は径が揃いにくく、大きく湾曲した歪な形、複雑な樹形であるなどの理由から、活用範囲が狭いのが現状です。そのため広葉樹は、家具等へ活用できる有用材であっても、樹種や状態に関わらず粉砕され、あまり活用されていません。これらの課題を根本的に解決しようと川上から川下に至るまでの3社が結集し、今回のプロジェクトを立ち上げました。

〇本プロジェクトの3事業者
1. ㈲根尾開発(林業/木材生産)
岐阜県本巣市根尾地域を中心に3000haを超える社有林を持つ森林財産管理会社で40年間育林、維持管理、木材生産を行うとともに広葉樹林育成にも取り組んでいます。本取り組みでは製材や家具等製品の制作を可能にするための規格外広葉樹の効率的な運搬と選別手法の確立とその実行を担います。
2.㈱カネモク(製材/加工)
岐阜県高山市にて主に家具材を製材する、稀有の存在とも言える60余年の実績を持つ広葉樹専門の製材業者です。木材の歪で複雑な形状や小径木であることにより規格外とされていた本来家具用材とはならなかった材料を大きさ、樹種、状態などにより一定の選別ルールで分類し、製材・乾燥させ、広葉樹が規格外であっても効率的に製品化に活用できるノウハウや、産地証明の付いた広葉樹の原木から仕入れ、人工乾燥させるために効率的な材積量を見いだし、乾燥する手法を確立しています。
3.オークヴィレッジ㈱(家具/小物/建築の製造販売)
元来の伝統工法と現代の木工技術を用いて樹種や木材の特性を活かす木工制作を岐阜県高山市で40年行っています。そのノウハウは家具のみならず生活全般に関わる製品を一貫生産しています。そのため、規格外であっても製品の大きさや特性に応じて様々な状態の材を使用できる強みを活かして、規格外広葉樹用材を製品の大きさや材質に応じて細かく規格化し、それらを製品に使用する手法の確立と実際の制作を担います。

   

【プレスリリース連絡先】
 ■問合せ先 オークヴィレッジ株式会社(東京オフィス) 広報・荒井 
・TEL 03-6421-2401 ・携帯080-5032-4971 ・mail arai@oakv.co.jp