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業務提携/資本提携 メタデータ株式会社 2017年03月23日


【プレスリリース概要】
当社は、インスペック株式会社(以下、「インスペック社」といいます。)と業務提携の契約を締結し、半導体検査装置の機能向上、精度向上の目的のための当社AI(人工知能)応用技術をインスペック社に継続的に提供する、半導体検査分野での排他的契約を結びました。ついては、下記のとおりお知らせいたします。

【プレスリリース内容】
1.業務提携の理由
当社は、人工知能の研究開発、応用ソフトウェアの提供を通して、企業の経営課題や各種マーケティング課題を解決に導く会社です。機械学習、テキスト意味解析によるポジショニングマップ生成ソフトウェアや、多対多の全体最適マッチングエンジン、また、超高解像度医用画像の認識、分類をはじめとするディープラーニング(深層学習)応用システム、学習済人工知能を提供しています。

半導体検査装置により検査される製品の外観検査において、画像認識向けのディープラーニングを中心とした人工知能が高い精度を発揮します。様々な条件下で、様々なタイプの人工知能を使い分け、継続的に精度向上を果たしていく能力で実績のある当社が、有力な半導体検査装置ベンダーであるインスペック社との提携することで、双方Win-Winのビジネスを築いていくことが可能となります。


2.業務提携の内容
 本業務提携により、両社は以下の取り組みを行う予定です。
(1) 半導体検査装置の外観検査等へ向け、最新、最良の人工知能をメタデータ社はインスペック社に独占的に提供する。
(2) メタデータ社はインスペック社に人工知能の精度向上技術、ノウハウを継続的に提供する。当技術を用いて開発、製造された装置やサービスの売り上げについて、レベニューシェア契約を結ぶ。
(3)東京大学医学部附属病院、国立がん研究センター、そして、両社で共同研究している厚労科研費プロジェクト「病理デジタル画像・人工知能技術を用いた、病理画像認識による術中迅速・ダブルチェック・希少がん等病理診断支援ツールの開発」のために必要な技術開発で協力するとともに、平成31年度以降の事業化を両社が責任もって遂行する。


3.業務提携の相手先の概要 
(1)名称 インスペック株式会社
(2)所在地 秋田県仙北市角館町雲然荒屋敷79-1
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 菅原 雅史
(4)事業の内容 半導体及び各種IT関連デバイスの外観検査を自動で行う外観検査装置の開発・製造・販売
(5)資本金 487百万円
(6)設立年月日 昭和59年1月

http://www.metadata.co.jp/pdfs/Inspec_Metadata2017_0323_PressRelease.pdf

【プレスリリース連絡先】
■メタデータ株式会社について
 メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、セマンティック技術の応用ソフトウェア会社として設立。適合型自然言語解析エンジン『メタパーザ』を駆使した意味解析技術により、5W1H抽出によるコンテンツ連携や個人情報の自動匿名化、評判分析(ネガポジ・感情解析)、意味による自動分類やポジショニングマップ描画、Web対話ロボットなど、SaaS、クラウド向けアプリケーションを開発してまいりました。最近では、機械学習、ディープラーニング等の人工知能研究の蓄積を活かした分析エンジンやマッチングエンジンを構築し、画像認識・分類のための学習済ディープラーニングの販売事業や、超AIとも呼ぶべき超高速マッチングエンジンxTechの販売にも注力しています。
なお、代表取締役・野村は、MITマサチューセッツ工科大学・人工知能研究所の研究員時代に概念体系WordNetの理論と活用研究に貢献。その後の、WordNetをベースに1000数百万枚の写真に体系的な意味ラベルを付与したImageNetの完成によるディープラーニングの劇的精度向上にも、間接的な貢献を果たしています。