04月
25

製造業/流通業 スタック電子株式会社 2017年04月25日


【プレスリリース概要】
スタック電子は、4月25日、周波数帯域が7GHz(ギガ・ヘルツ)で、インピーダンス値75Ω(オーム)を実現するコネクタ類をワンセットにしたキットを計測器市場向けに発売する。これは、2018年から試験放送が計画されている「4K」・「8K」の高解像度放送用のセット・トップ・ボックス(映像受信機)やチューナーなどの性能評価に使用される。

【プレスリリース内容】
(製品概要)
スタック電子(東京都昭島市武蔵野3-9-18、042-544-6211、渡辺勝博社長、)は、4月25日、周波数帯域が7GHz(ギガ・ヘルツ)で、インピーダンス値75Ω(オーム)を実現するコネクタ類をワンセットにしたキットを計測器市場向けに発売する。これは、2018年から試験放送が計画されている「4K」・「8K」の高解像度放送用のセット・トップ・ボックス(映像受信機)やチューナーなどの性能評価に使用される。

(背景)
当社は、高周波と光の伝送機器において同軸コネクタから各種システム製品に至る専門メーカー。2012年より国家計量機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)の協力のもと、高周波領域のインピーダンス国家計量標準を実現する技術を活用して製品開発を推進してきた。産総研が有する非常に高精度な測定技術により、高周波部品の各部の寸法や形状がその特性に及ぼす影響を理論的に解析し、電気的性能を改善することができた。また、開発で培った評価技術により試作品の高精度な評価結果を得ることが可能となり、2015年には従来品の構造の見直しを行って、産総研と共同で高性能な同軸変換アダプターを開発した。また、その製品仕様を産総研の標準に基づいた評価により定め、販売を開始した。

(新製品特長)
今回発売するPD630は、産総研との共同研究の成果を活かし、「4K」・「8K」の高解像度放送で必要となる6GHz超で、産総研の標準に基づいて性能が評価されたF形コネクタを製品化したものである。PD630は、校正用コネクタと接続部を変換するアダプタ、50Ω(N形コネクタ)から75Ω(F形コネクタ)に変換するインピーダンス変換器、計9種類、11個をワンセットにしたもので、PD631は、変換アダプタ4種類、12個と4K・8Kに特化した低損失インピーダンス変換器4個をワンセットにしたもの。主な特長はF形コネクタと嵌合互換性があり、周波数帯域が7GHzまで使用可能なことである。
PD630、PD631を機器に接続することで、精度の高いインピーダンス値75Ωの信号伝送を実現できる。当社がこれまでに培ってきた微細加工と切削技術、メッキ技術により、接続部に絶縁材を用いること無くコネクタを加工することで、信号の劣化を最小限にし、非測定物に信号を送ることができる。
・F形コネクタで周波数帯域が7GHzを達成
・産総研の標準に基づいた評価によりコネクタの製品仕様を決定
・信号の劣化が非常に少ない
・測定環境が整うワンセット

【プレスリリース連絡先】
本リリースの問い合わせは、電話042-544-6211、営業部まで