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サービス業/小売業 株式会社坂ノ途中 2018年06月29日


【プレスリリース概要】
コーヒーの豆ではなく“果実”を使った「カスカラシロップ」。ソーダやミルク割りなど、夏にぴったりのアレンジを楽しむ新感覚ドリンクができました。「百年先も続く、豊かな森をラオスから」をコンセプトに、ラオス北部に暮らす山岳少数民族とともに、彼らの伝統的な暮らしと豊かな森を未来につないでいくための農法として、アグロフォレストリー(森林の中で農作物を育てる栽培方法)の考えを用いたコーヒー栽培の普及を目指す活動『メコン オーガニック プロジェクト』がスタートしました。カスカラシロップやアイスコーヒーは、このプロジェクトから生まれた新商品です。

【プレスリリース内容】
「環境負荷の小さい農業」を営む新規就農者を増やし、持続可能な農業の普及を目指している、株式会社坂ノ途中 (京都市/代表:小野邦彦)は、ラオスの森の中で丁寧に育てた<ラオスの森コーヒー>から、新商品「カスカラシロップ」と「ラオスの森 アイスコーヒー」を発売したことを、2018年6月29日に発表しました。

■ 百年先も続く、豊かな森をラオスから(コンセプト)
ラオス北部に暮らす山岳少数民族とともに、彼らの伝統的な暮らしと豊かな森を未来につないでいくための農法として、アグロフォレストリー(森林の中で農作物を育てる栽培方法)の考えを用いたコーヒー栽培の普及を目指す活動『メコン オーガニック プロジェクト』を2016年よりスタートしました。そこから生まれたのがこれらの商品です。

■ カスカラ(コーヒー果実)のフルーティーなシロップ
コーヒーの真っ赤な果実を乾燥させて作られる「カスカラ」。アンズのようなさわやかな酸味と、すっきりとした甘味が特長です。普段私たちが飲んでいるコーヒーは種(豆)を焙煎したもので、種を包む赤い実・カスカラはあまり知られておらず、捨てられること

がほとんどでした。しかし独特の甘酸っぱさがあるカスカラは、イエメンなど一部の地域だけで「キシル」や「カスカラティー」というドリンクとして楽しまれてきました。

これまで一般的に目に留まることのなかったものの価値を見出し、楽しみかたを提案することで、コーヒー農家さんの新しい収入機会を作り、コーヒーのおいしさを"まるごと"提案していきたいと考えています。

▼カスカラシロップ 商品概要
【内容量】360ml
【原材料名】コーヒーの果皮、てんさい糖、麦芽水飴、酸味料、保存料(安息香酸Na)
*食物アレルゲン7品目不使用
【保存方法】直射日光を避け、冷暗所で保存。開封後はお早めにお召し上がりください。
【価格】980円(税別)

▼カスカラシロップの楽しみ方
カスカラフィズ:ソーダで割って。爽やかな味わい。レモンを少し絞るのがオススメ。
カスカラヨーグルト:無糖ヨーグルトの酸味とカスカラシロップがよく合います。
カスカラオレ:牛乳で割って。カスカラの香ばしい風味をお楽しみください。

■ 「ラオスの森コーヒー」からアイスコーヒーが新登場
ラオス北部、人びとが自然と共に生きる、豊かな森で育まれたコーヒーです。その完熟した赤い実を一つ一つ丁寧に手積みで収穫しています。深いコクとほのかな甘み、透明感のある後味が特徴です。ラオスの森コーヒーを、暑い夏にぴったりのアイスコーヒーにしました。少し濃いめに抽出しているので、氷を入れてもしっかりした風味を味わえます。
 
フランネルと呼ばれる布で作られたフィルターを使う、ネルドリップ方式でコーヒーの持つ成分を余すことなく抽出。また抽出後に再度ろ過することで雑味を取り除き、すっきりとした味わいに仕上げました。

▼ラオスの森コーヒー 商品概要
【内容量】1000ml
【原材料名】コーヒー
【精製】フルウォッシュド
【焙煎】フルシティロースト
【品種】アラビカ種
【保存方法】直射日光を避け、冷暗所で保存。【価格】980円(税別)

▼アイスコーヒーの楽しみ方
ミルクと合わせると口当たりの良さに加え、まろやかさも楽しめます。コーヒーゼリー
などのお菓子作りにも。

■ ご注文方法
坂ノ途中Web Shopで販売しています。
Web Shop https://www.on-the-slope.com/shop/

■ メコン オーガニック プロジェクトについて
雄大なメコン川の上流に位置する東南アジア唯一の内陸国、ラオス。豊かな森に抱かれたこの国は「貧しくも飢えのない国」とよばれ、自然と共生した独自の暮らしを守ってきました。しかし、かつて国土の70%を占めていた森林は、今や40%以下にまで減少。伝統的に行われてきた焼畑は、急激な経済発展と人口の増加の中で、もはや持続可能な農法ではなくなってきており、常畑化と代替換金作物の導入が急がれています。このような問題を解決するため、2016年9月〜2017年2月、経済産業省より「平成28年度途上国における適応対策へ我が国企業の貢献可視化事業」の委託を受けて調査を行い、坂ノ途中はラオスでコーヒー栽培の支援を始めました。

■ 開発者紹介  安田 大志(やすだ・たいし)
株式会社坂ノ途中 海外事業部 メコンオーガニックプロジェクト主担当。1991年生まれ、大阪大学法学部卒。2016年4月株式会社坂ノ途中に入社後、メコンオーガニックプロジェクトを立ち上げる。2017年10月Global Shapers Community Osaka hub に選出。電車に乗るくらい気軽に国際線に乗りこみ、東南アジア各国と日本を行ったり来たりしている。

「コーヒーは農産物」当たり前ですがつい忘れてしまいがちではないでしょうか。コーヒーの色といえば「黒」を思い浮かべると思いますが、産地で過ごす時間が長くなるにつれ、僕にとって緑の低木と白い花、真っ赤に熟した果実。全部が"コーヒーの色"に変わっていきました。農産物として大切に育てられ、真っ赤に熟した果実がおいしいコーヒーに変わっていく姿を日々楽しんでいます。そして、普段扱っているお野菜や果物のように、いろんな方がこのコーヒーを楽しめて、そして余すことなくまるごと味わっていただきたいという思いから、夏にぴったりなアイスコーヒーとカスカラシロップをつくりました。 

おいしく抽出するのが少し難しい“カスカラ”を、特有の風味をほどよく残しつつもさっぱりとしたシロップに仕上げるのは大変でした。コーヒーのフォームミルクにいれてみたり、お肉と一緒に煮込んだり。お客様からこのシロップをつかったレシピ、楽しみ方を教えていただくことも多く、開発者として可能性を感じています。

■ メコン オーガニック プロジェクト 紹介サイト
紹介サイト https://on-the-slope.com/mekong/
ストーリームービー https://youtu.be/TgyUlfwsLng
(産地の風景や、ラオスの森コーヒーができるまでの過程を動画でご紹介しています)

■ 株式会社坂ノ途中 会社概要
環境負荷の小さい農業を営む若手農家や新規就農者を増やし、農業の持続可能化を達成することを目的として2009 年7月に設立しました。「環境負荷の小さな農業」を志して新規就農を目指す人は増えていますが、実際に就農し農業を続けていくためにはたくさんの課題を乗り越えなければなりません。新規就農者が確保できる農地は、小規模で水はけが悪いなど、条件が良くないことが多く、栽培する農産物は少量不安定になりがちです。そのため一般的なバイヤーから見ると、新規就農者は「つきあいにくい相手」と映ってしまいます。

当社はこの問題を解決するため、新規就農者を中心に約200件の農業者と密なコミュニケーションをとりながら連携し、グループ全体としては常にバリエーションある農産物を確保できるという体制を構築しています。農産物の味わいの変化や色、かたち、風味などの多様さを楽しんでもらうような提案を顧客にすることで、季節や天候による不安定性を、ネガティブなものから楽しむものへと変えていきたいと思っています。

また、持続可能な社会のカタチを例示するため、2016年からは「メコン オーガニック プロジェクト」を、2017年には、生産者とバイヤーのマッチングのためのオンラインプラットホーム事業「farmO(ファーモ)」をスタートさせています。


株式会社坂ノ途中
本社:〒600-8888 京都市下京区西七条八幡町21番地
代表取締役:小野 邦彦
創業:2009年7月21日
資本金:250,130,000円(資本準備金含む)
URL:http://www.on-the-slope.com/
事業内容: 提携生産者が栽培した農産物の販売
途上国での有機農業普及"メコン オーガニック プロジェクト"
オーガニックが広がるオンラインプラットフォーム"farmO(ファーモ)"
発展途上国での有機農業普及

〈本件に関するお問い合わせ先〉
株式会社坂ノ途中
担当:松田 真弓・安田 大志
メール:info@on-the-slope.com 
電話:075-200-9773
FAX:075-200-9774

【プレスリリース連絡先】
〈本件に関するお問い合わせ先〉
株式会社坂ノ途中
担当:松田 真弓・安田 大志
メール:info@on-the-slope.com 
電話:075-200-9773
FAX:075-200-9774