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飲食業/食品関連業 大阪バーベキュー宅配センター 2020年03月09日


【プレスリリース概要】
1.バーベキューブームとゴミ問題
2.レンタルバーベキューサービスが出来ることを考える
3.消し炭の再利用
4.公園が抱えるリスクと向き合う
5.ゴミ問題における弊社の答え
6.SDGsの輪

【プレスリリース内容】
1.バーベキューブームとゴミ問題

昨今のバーベキュー(以下「BBQ」という。)業界はアウトドアブームの影響や、比較的に安価で道具が揃えられるようになったことも後押しし、年々その需要が増え続けている現状である。増え続けるユーザーによるゴミの問題、これらが当たり前のようにニュースで報じられるようになったのはいつからだろうか。少なくともこういったブームが起きる前までは、アウトドアとは自然に敬意を表し、ゴミは全て持ち帰るということが大前提として考えられていたハズだ。

しかし、この『大前提』のモラルを持たずにBBQを行う人が目立つようになった。持ち帰らなければならないゴミを持って帰らずに放置し、使い終わった後のコンロなどを無造作に捨てて帰る人が後を絶たない。爆発的に増えたBBQ人口に比例したゴミの増加、ルールを守らないライトユーザーなど理由はさまざまだが、バーベキュー場によってはルールの厳格化や、ゴミ捨て場の撤去、BBQの禁止措置や場所そのものの閉鎖など、その影響は計り知れない。


2.レンタルバーベキューサービスが出来ることを考える

大阪バーベキュー宅配センターはBBQのケータリングサービスを運営しており、お客様に手ぶらで来て頂くことでゴミの出る量を減らすとともに、ゴミの放置などの問題点に対応してきました。しかし業績が伸びるにつれ、年々木炭の使用量も増え、処分するゴミの量も日を追う毎に増えていきました。


「もっと出来る事はないのか。」


次第にこういった意識が芽生え始め、BBQが抱える環境問題について出来ることを考え、「自分たちで出来ることから何か始めよう」という意識を持つ様になりました。


■使用した後の消し済みの処分方法について

■火を使うことにより排出されるCO2の問題について

■ゴミの問題について


この3点を改善することを目標に、さまざまな方にご協力を頂き一つずつ問題の解決に動き出しました。


3.消し炭の再利用

BBQで使う木炭のうち、消し炭として処分する割合は存外馬鹿に出来ない量である。これをどうにか再利用できないかと考え、炭を使った農業に辿り着きました。炭を農地に散布することでCO2を削減し、土壌活性効果を促す農法により作られるクルベジ®︎(COOL VEGE)に弊社の消し炭を再利用して頂けることになりました。今まで木材を調達して製炭していた農家様と、消し炭を再利用して頂きCO2の削減に協力出来るということで、互いにとって最高のパートナー関係を築くことが出来ました。


4.公園が抱えるリスクと向き合う

環境問題を調べていくうちに、弊社が利用させてい頂いている公園もさまざまな問題点を抱えていることが見えてきました。BBQが可能な公園の中には、伐採された街路樹や剪定枝などの収集場所として定められており、それらの再利用には多大な時間と人件費が掛かるということです。
弊社ではこの負担をどうにかしたいと考え、公園管理者様と協議を重ねに重ね、木々を木炭として再利用する形で合意しました。これにより弊社の木炭は公園の負担を減らすとともに、CO2の削減となるクルベジ栽培の手助けとなる循環型のサイクルを獲得したのです。


5.ゴミ問題における弊社の答え

残るはゴミ問題。BBQで出るゴミはプラスチックのものも多く、一昔前より分別収集が進んだとはいえ、プラスチックが新しい製品として生まれ変わる率は意外に低い。また、使用するコップなどを紙製に変えたとしても古紙としての収集は難しいのが現状である。

この問題を解決するにあたって大変興味深い記事を発見。廃プラスチックや古紙をRPF燃料というエネルギーとして生まれ変わらせる製法が存在するという内容が書かれていたのである。こちらの集積場に弊社のゴミの状況を相談したところ、分別されている状態であれば RPF燃料に問題なく利用できることがわかりました。
このRPF燃料の概念はバーベキュー業界だけでなく、化石燃料の代替に期待されるエネルギーとしてこれからも需要が増え続けていくと確信しました。


6.SDGsの輪

これらの活動は世界が定める17の目標であるSDGsにも当てはまり、今ではさまざまな企業や団体が取り組んでいるものです。当初の目標は全て改善されたものの、その過程でさらにいろいろな問題に直面し、まだまだ出来ることを探し続けている途中です。手軽にBBQが出来るサービスから、環境について考えるキッカケを与えるサービスへ。正しいルールでBBQを行うことが大前提となる手助けに、大阪バーベキュー宅配センターはこれからもSDGs活動を通じて出来ることを探し続けます。



大阪バーベキュー宅配センター
https://bbq-takuhai.net/sdgs.html

これらの活動は外務省ホームページにあるSDGs取組事例として紹介されております。
https://bbq-takuhai.net/sdgs.html

【プレスリリース連絡先】
大阪バーベキュー宅配センター
アウトドア事業部
担当 吉原尚人
080-1406-2592