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その他 トルコ共和国大使館・文化広報参事官室 2022年09月28日


【プレスリリース概要】
トルコ共和国文化観光省は、自然を巡るキャニオン旅行や、ラフティング、クライミングなどのスポーツ体験をトルコの観光目的の一つとして推進いたします。

【プレスリリース内容】
トルコ共和国文化観光省は、自然を巡るキャニオン旅行や、ラフティング、クライミングなどのスポーツ体験をトルコの観光目的の一つとして推進いたします。

トルコの渓谷は、何世紀にもわたり急峻な岩を削って流れてきた川によって作られた自然が作る絶景で、氷のように冷たい水の中で泳いだり、急流を下るラフティングやジップライン、クライミングなど、エクストリームスポーツの体験や自然を満喫できる目的地となっています。また、古代都市の遺跡、教会、墳墓など、自然と歴史が調和したユニークな光景も目にすることができます。

トルコ政府の発表で、海外からの訪問者は2022年1月から8月の合計で3,250万人を超え、7月には630万人と急増し、パンデミック前のレベルを上回りました。これらを背景に、よく知られているトルコの観光地に加え、渓谷地域での体験型の旅行や自然や歴史を感じるキャニオン旅行を提案いたします。

以下、トルコの5か所の渓谷についてご紹介します。

「キョプリュリュ・キャニオン国立公園」
トルコ南西の地中海地方にあるアンタルヤ県の中心部から85kmに位置するキョプリュリュ峡谷は、キョプリュチャイ川が作り出した自然の絶景です。1973年に国立公園に指定され、その自然や景観、アウトドア・アクティビティを楽しみに多くの観光客が訪れています。同渓谷は、全長14km、高さ100mを超えるトルコで最も長い渓谷の一つです。

この川では、ラフティング、釣り、水泳などのウォータースポーツを楽しむことができます。周辺地域ではトレッキング、ロッククライミング、オリエンテーリング、サイクリング、植物や野生動物の観察、写真撮影、キャンプ、ピクニックなど、さまざまなアクティビティの他、高原ハイキングやジープサファリもあります。
キョプリュリュ渓谷は、トルコで2番目に長いウォーキングコースである聖パウロ街道の通過点です。このルートは、聖パウロが西ヨーロッパにキリスト教を広めるために歩いた道をたどるもので、旅行者はキョプリュリュ渓谷の近くで休憩し、川の西にある古代都市セルゲを訪れることができます。キョプリュリュ・キャニオン国立公園には、飲食施設の他、川辺のキャンプ場があり、公園内の木造バンガローはホステルとして利用されており、休憩や宿泊ができます。

「ウフララ渓谷」
ウフララ渓谷は、妖精の煙突や地下都市で知られるカッパドキア地方に位置しています。 メレンディス川沿いの14キロメートルの渓谷は、その歴史と自然の美しさで有名です。

同渓谷は、メレンディス川の流れが作り出した地形で、崖の高さが100メートル程ある断崖絶壁と緑が多いのも特徴の一つです。この地形が外部からわかりにくいということからキリスト教の重要な中心地となり、キリスト教徒が隠れ住んだ住居や、スンビュリュ、ユランル、コカル、アーチアルトゥ、プレンリセキ、エーリタシュ、クルクダマルトゥ、バハラッティンサマンルクなどの教会や礼拝場が数多く残っています。その中には、フレスコ画など装飾美術でも注目されるものもあります。

ウフララ渓谷は、カッパドキアから日帰りで行けるトレッキングコースがあります。渓谷の教会群を見学した後は、メレンディス川の麓にあるカフェやレストランでくつろぐことができます。


「サクルケント渓谷」
サクルケント渓谷はトルコ南西部エーゲ海地方のムーラ県セイディケメル地区にある、冒険家のために作られた自然の天蓋といわれる場所です。同渓谷は、トルコでは最長の全長18キロメートル、石壁の高さは1,000メートルを超えるところもあり、世界で最も深い峡谷の一つです。断崖が両側に迫ってくる場所では、水の流れる音を聞きながら、岩の中にある空の景色だけが見えてきます。

渓谷への入り口2キロメートルは、経験の浅いトレッカーでも体験できるルートです。この区間では、岩に作られた木製の板の道を上流に向かって進みながら、壮大な景色を眺めることができます。その先16キロメートルは、幅が2メートルほどしかない場所もあり、主にプロのキャニオニング上級者達が適切な装備で探検しています。

キャニオニングの他にも、ラフティング、ジップライン、バンジージャンプなどのアクティビティが楽しめます。また、サクルケント渓谷には、川床に設置された木製の台座に座れる場所があり、新鮮なトルコのパンケーキ(ギョズレメ)や川マスを食べることができます。

「アラパプシュトゥ渓谷」
アラパプシュトゥ渓谷、別名インジェイズ渓谷は、トルコ西部エーゲ海に面するアイドゥン県、ムーラ県とデニズリ県の境に位置しています。アクチャイ川による浸食で形成された全長6キロメートル、高さ380メートルの渓谷はその景観だけでなく、ローマ時代や東ローマ時代の都市遺跡が残っており、歴史的な興味も満たしてくれます。ペルシャ時代のものと思われる2,500年前の謎の墓やアクチャイの水によって形成された洞窟「ロウ・レア」や、アレキサンダー大王の軍勢が建設した歴史的なケメル橋も見ることができます。

季節よりアラパプシュトゥ渓谷をボートで探検する 90分から2時間程度のツアーがあります。トレッキングコースは、よりアクティブな観光が楽しめ、どちらのコースも豊かな景色と自然を感じることができます。


「シャーヒンデレシ渓谷」
シャーヒンデレシ渓谷は、トルコ北西部イダ山脈にありトルコ語で「カズ・ダーラル」と呼ばれています。この山脈は、古代ギリシャ神話の数多くのエピソードの舞台となるなど古代に「女神の山」とされていたことから神聖な山であると言われています。渓谷は全長約27キロメートルに及びスイスアルプスに次いで世界で2番目に酸素を生産する地域として酸素の楽園としても知られています。また、渓谷内には薬草やハーブが豊富に生息しています。

シャーヒンデレシ渓谷はイダ山国立公園内にあり、その保護下に置かれています。トレッキングや冷たい水の中を泳いだり、自然が創造した絶景の中で写真撮影を楽しむことができます。渓谷をより深く探索するために、ガイド付きツアーも用意されています。

「トルコについて」
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2021年には約3,000万人の訪問者をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。トルコの詳細は公式ウェブサイト(http://www.tourismturkey.jp/)または以下の SNS をご覧ください。
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「トルコ観光広報・開発庁(TGA)について」
トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコの有形・無形の自然・文化・生物学的遺産、人工の所産をプロモーションすることで、国内外の観光においてのトルコのブランディングを確立させ、トルコ経済における観光投資へのシェアを高め、観光のサービスの質を向上させるために、短期・中期・長期のコミュニケーション・マーケティング活動を行っています。TGAは、現在の観光資源を世界に向けて宣伝・マーケティングを行い、トルコの観光目標を達成し、かつ潜在的な観光資源を発見・開発・活用するために文化観光省の観光戦略・政策に沿ってあらゆる宣伝、マーケティング、コミュニケーション活動を担っています。

【プレスリリース連絡先】
<本リリースに関するお問い合わせ>
トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
Eメール: tokyo@tourismturkey.jp
電話: 03-3470-6380 Fax: 03-3470-6037