02月
12

お知らせ/ご案内 株式会社エルゴ・ブレインズ 2008年02月12日


【プレスリリース概要】
株式会社エルゴ・ブレインズ(本社:東京都港区、代表取締役 最高経営責任者 CEO:宮田 徹、証券コード:4309)と家電専門誌・月刊『IT&家電ビジネス』編集部(株式会社リック、本社:東京都文京区、代表取締役社長:小原哲郎、編集長:北畠敏幸)は共同で、国内の一人暮らし経験者(過去および現在)を対象に「家電製品購入に関する意識調査」を実施し、512名の回答を得た。

【プレスリリース内容】
その結果、一人暮らしを始める際の家電製品購入予算が二極化していることがわかった。全体では「5万円以上10万円未満(33.0%)」という回答が最も多いが、現在一人暮らしをしている人でみると「5万円未満」が24.2%いる一方で、「15万円以上」という高い予算の人も24.6%とほぼ同等の割合となったことから購入予算が二極化していることが窺えた。
また、一人暮らしの家電製品としてパソコンの必需性などが高まっている一方で、AV録画再生機器(DVDプレーヤーなど)については現在使用している人が少ない傾向であることがわかった。
一人暮らしを始める際に購入した家電製品(複数回答)を見ると、「冷蔵庫(67.0%)」、「炊飯器(59.2%)」、「テレビ(51.0%)」、「掃除機(50.2%)」といった生活必需品が上位に並んだ。
現在、一人暮らしをしている人が使用している家電製品(複数回答)を尋ねたところ、ほぼ全員が「パソコン(96.2%)」、「冷蔵庫(95.7%)」、「テレビ(93.8%)」を挙げた。生活必需品を除けば、ビジュアル系機器(テレビ、パソコン)の使用意識が高いのが目立った。

<TOPICS>
◆家電製品購入予算は二極化。過去に一人暮らしをしていた人の購入予算をみると、「5万円未満」と「15万円以上」の割合の差は4ポイント。一方、現在一人暮らしをしている人は0.2ポイントと差が小さいことから二極化が窺える
◆一人暮らし開始時に購入・買い換えした家電製品のトップ3は「冷蔵庫(67.0%)」、「炊飯器(59.2%)」、「テレビ(51.0%)」
◆現在一人暮らし中の9割以上の人が使用しているのは、「パソコン(96.2%)」、「冷蔵庫(95.7%)」、「テレビ(93.8%)」
◆今後欲しい家電製品のトップ3は「テレビ(41.4%)」、「パソコン(36.7%)」、「映像機器(DVDプレーヤー・HDDレコーダーなど)(33.4%)」

調査対象:エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチパネル 調査手法:インターネットリサーチ
サンプル数:512名
調査期間:2008年1月17日〜1月22日(6日間)

<回答者プロフィール>
回答者は男性63.7%、女性36.3%。年代別では、20代が最も多く37.1%。
回答者の居住エリアは「関東」が最も多く、41.8%。次いで、「近畿(18.2%)」、「九州(8.2%)」。
一人暮らしの期間は、「10年以上(18.9%)」という回答が最も多かった。次いで、「2〜3年以内(15.4%)」、「1〜2年以内(12.5%)」。

<調査結果>
一人暮らし開始時の家電製品の購入予算を尋ねたところ、全体では「5〜10万円未満(33.0%)」が最も高い割合となった。現在一人暮らしをしている人でみると、「〜5万円未満(24.2%)」と「15万円以上(24.6%)」がほぼ同じ割合となった。

一人暮らしを始めたときに購入・買い換えた家電製品は、全体では「冷蔵庫」がトップで67.0%。次いで、「炊飯器(59.2%)」、「テレビ(51.0%)」、「掃除機(50.2%)」。
現在一人暮らしをしている人でみると、全体と比べ高い割合となったのは、「パソコン(24.6%)」、「全自動洗濯機(53.1%)」。

現在使用している家電製品は、全体では「テレビ(98.1%)」、「パソコン(96.5%)」、「冷蔵庫(94.1%)」の順となった。
現在一人暮らしをしている人でみると、同様に「パソコン(96.2%)」、「冷蔵庫(95.7%)」、「テレビ(93.8%)」がそれぞれ9割を超えて高い。次いで、「炊飯器(82.0%)」、「掃除機(82.0%)」、「全自動洗濯機(81.0%)」と続く。

一年以内に買った家電製品について尋ねたところ、「何も購入していない」が約3割と高い中、購入したものでは「パソコン(23.8%)」という回答が最も多かった。次いで、「テレビ(15.2%)」、「デジタルオーディオプレーヤー(11.7%)」、「映像機器(DVDプレーヤー・HDDレコーダーなど)(11.3%)」と続く。

今後欲しい家電製品は、「テレビ」がトップで41.4%。次いで、「パソコン(36.7%)」、「映像機器(DVDプレーヤー・HDDレコーダーなど)(33.4%)」という順となった。

年代別でみると、それぞれの年代で最も欲しい家電製品は、20代で「パソコン(34.5%)」、30代で「映像機器(DVDプレーヤー・HDDレコーダーなど)(44.6%)」、40代で「テレビ(51.4%)」となった。

家電製品を買うことが多い店は「ヤマダ電機」が54.1%と圧倒的に高い結果となった。次いで、「ヨドバシカメラ(24.4%)」、「ビックカメラ(17.4%)」と続く。

年代別でみても、「ヤマダ電機」が最も高い割合であるが、40代では家電製品を「オンラインショッピング」で買うという回答が多く29.7%であった。

■月刊 『 IT&家電ビジネス 』 について 主要大手家電量販店で全店購読されている家電流通ビジネスの専門誌。量販店本部をはじめ、店長、バイヤーなどキーマンが主な読者。家電量販店購読媒体として圧倒的なシェアを誇り、家電メーカー・販社・流通アナリストらの必読媒体となっている。発行部数は2万5000部。

<IT&家電ビジネス編集部からのコメント>
 今回の調査によると、一人暮らしをしている人の半数以上が予算10万円以下で当初の家電製品を取り揃えるとの結果が出ています。ほとんどの大手家電量販店が、新生活者向けオリジナル家電を割安なセットで用意しているので、この予算で最低限の家電製品を取り揃えることは実際に十分可能です。セット商品は多くの場合、AV商品が外れているので、後から購入するユーザー志向も反映しています。メーカー視点で見ると「量販店セットはほとんど利益が出ない商品」(大手家電メーカー)。勝ち組メーカーはAV商品だけでなく、従来「ローカル性が強くて世界標準化はできない」といわれてきた生活家電でも、特に普及品においては調達・生産のグローバル化を一層進めていくものと思われます。
 家電製品購入予算5万円以下の人が増える一方で、15万円以上を家電製品の購入予算に費やすという人の割合も増えています。これは保護者などの所得格差拡大の影響もありますが、晩婚化の影響も無視できないと思います。30歳前後の可処分所得の多い一人暮らし生活者も増えています。例えば、松下電器産業はそのような30代前後からの一人暮らし層を狙って、ワンクラス上の生活家電「BEGiN」シリーズを展開しています。三菱電機でも価格もデザインもワンランク上の中型冷蔵庫MR-H26Mが「隠れたヒット商品」(同社・静岡製作所)になっています。このように「一人暮らし相手の商売は『低単価×高回転率』で稼ぐ」という従来の業界常識だけで春商戦に臨むメーカー、小売りは思わぬ売り逃しをする可能性もあるかもしれません。
(編集長・北畠敏幸)

【プレスリリース連絡先】
<月刊 『 IT&家電ビジネス 』 に関するお問い合わせ先>
株式会社リック 月刊 『 IT&家電ビジネス 』 編集部 伊森ちづる
〒113-0034 東京都文京区湯島3-7-7 リックビル 電話 03-3834-8299  Email kb@ric.co.jp 
URL:http://www.ric.co.jp/itkb/index.html

<会社概要>
■株式会社リック 代表者:代表取締役社長 小原哲郎 本社所在地:東京都文京区湯島3-7-7 リックビル 設 立:1968年4月18日 資本金:2,000万円
事業内容:IT、家電分野を中心とした雑誌・書籍出版、Web製作、マーケティング支援
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社エルゴ・ブレインズ 
経営戦略本部 広報担当:松島弘子
事業統括本部 リサーチ事業部:宇野芙美    
〒107-0052東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス3F
TEL: 0120-577-526 Email: press@ergobrains.co.jp