02月
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お知らせ/ご案内 アンテナハウス株式会社 2009年02月13日


【プレスリリース概要】
企業の文書制作に変革をもたらすDITA技術普及のため、日本アイ・ビー・エム株式会社、アンテナハウス株式会社、株式会社ジャストシステム、富士ゼロックス株式会社の4社を発起人として発足した「DITAコンソーシアムジャパン」の概要と「DITAコンソーシアムジャパン設立記念セミナー」のご案内

【プレスリリース内容】
企業の文書制作に変革をもたらすDITA(ディータ)技術普及のための
「DITAコンソーシアムジャパン」を発足

企業文書制作プロセスを変革する国際的な標準仕様であるDITA(ディータ)技術を国内に啓発普及することを目的として、日本アイ・ビー・エム株式会社、アンテナハウス株式会社、株式会社ジャストシステム、富士ゼロックス株式会社の4社を発起人とする「DITAコンソーシアムジャパン」を(2009年2月12日)発足したことを発表します。

【DITAとは】

DITAとは、Darwin Information Typing Architecture の略称。文書内容を部品化し、構成情報を使ってこれを組み立てるという、ドキュメントのコンポーネント化と制作プロセスのシステム化を指向する技術仕様です。

もともとはIBM社が自社の技術文書の制作管理のために策定した規格で、現在はOASIS(注1)標準規格として国際的に認められています。製品マニュアル、仕様書、操作説明書、業務手順書といった文書制作において、品質をコントロールし、かつ生産性を向上させることができるため、欧米では製造業、通信業、金融業を中心に導入が進んでいます。
(注1)OASIS(オアシス)とは、グローバルな情報社会のオープン標準を開発、統合および採用を推進する非営利国際コンソーシアム。W3Cと並んで、WEBや電子商取引、XML、文書フォーマット等に関わる標準化団体として国際的に極めて有力な存在といえます。1993年に設立され、現在世界100カ国の600以上の団体や個人会員を含む5,000人以上が参加しています。

【DITAコンソーシアムジャパン発足の背景】

工業製品の生産においては、部品をできるだけ標準化、共通化し、それの組み合わせで生産性と品質を向上させてきたように、製品マニュアルなどの文書に対しても、同様のアプローチを行うことが合理的です。しかし文書制作は職人的、属人的なプロセスが介在するため、工業規格品として合理的な制作方式が見出されてきませんでした。

DITAはまさに文書制作の規格化、均一化を諮り、生産効率をあげるためのアーキテクチャといえます。欧米ではDITAを採用したドキュメント制作の事例が多く出てきており、この潮流は遠からず日本にも打ち寄せてきます。実際、海外展開をしている国内企業はDITAの研究や検討を始めています。しかし、国内にはDITAに関する経験や情報が乏しく、手探り状態となっています。

こうした背景から、DITA技術に関しての情報、ノウハウを集約、開示し、国内におけるDITA導入による成功モデルを増やし、DITAが指向する「コンポーネント・パブリッシング」という新たな市場を創出することを目的として、DITAに関わりの深い日本企業4社(日本アイ・ビー・エム、アンテナハウス、ジャストシステム、富士ゼロックス)が発起人となり、「DITAコンソーシアムジャパン」を設立することになりました。

【DITAコンソーシアムジャパンの活動】

DITAコンソーシアムジャパンは、日本企業の文書制作の仕組みとプロセスの改善に寄与し、DITAに関わる新たな市場を創出することを目指します。

このために広く参加会員を募り、テーマ毎の専門部会(ワーキンググループ)を立ち上げ、下記の活動を推進していきます。
・DITA技術の研究調査
・DITA導入の事例、ノウハウの集積と公開
・システム環境の整備
・日本での拡張仕様の検討と規格化
・国内外の業界団体、ユーザ会との連携、交流
・関連セミナーの開催、WEBサイトの運営、出版等によるDITA技術の普及啓発

会員になると、サイト等に公開される様々な情報やワーキンググループによる調査、研究の成果物等を通じて、DITAの最新技術情報や内外の先進事例、システム化のノウハウに触れることができ、DITAを導入するにあたっての実践的な情報源を得ることができます。またコンソーシアム会員の交流や人脈から多様なビジネスのチャンスを掴み、育てることができます。

【DITAコンソーシアムジャパン設立記念セミナーの開催】

DITAコンソーシアムジャパン活動の端緒となる、設立記念セミナーを以下の要領で開催します。DITAに関する総合的な啓蒙セミナーとしては国内初の試みとなります。

●日 時:2009年3月11日(水)13:30~17:30
●場 所:日本アイ・ビー・エム株式会社 箱崎事業所
東京都中央区日本橋箱崎町 19-21
http://www-06.ibm.com/jp/iscj/location/hakozaki.html
●定 員:150名
●参加費:無料
●内 容(注2):
・DITAコンソーシアムジャパン設立趣旨
・賓挨拶 
- Don Day氏(OASIS DITA技術委員会・議長)(注3)
- 国内アライアンス団体
・DITA導入ユーザ講演
・DITA関連製品、ソリューション、サービスの紹介
・DITAコンソーシアムジャパン会員募集のご案内

(注2)この内容は予定であり、変更されることがあります。
(注3)ビデオレターによって行います。

【DITAコンソーシアムジャパン概要】

●名称:DITAコンソーシアムジャパン
●発足年月日: 2009年2月12日(木)
●代表者:下垣 典弘 理事長
(日本アイ・ビー・エム株式会社 理事
 インフォメーション・マネージメント事業部長)
●事務局所在地:〒107-8640東京都港区北青山1-2-3(株式会社ジャストシステム内)
 TEL:03-5412-8330
●公開サイト:http://www.dita-jp.org

●運営組織
・総会
・理事会
日本アイ・ビー・エム株式会社
アンテナハウス株式会社
株式会社ジャストシステム
富士ゼロックス株式会社
・専門部会
・運営委員会
・事務局
●年会費
・一般会員  15万円(企業、営利団体)
・個人会員  1万円(個人名義で参加)
・学術会員  無料 (学校法人、研究機関)

○本件お問合せ先
DITAコンソーシアムジャパン事務局(株式会社ジャストシステム内)
・担当者:加藤 哲義(かとう てつよし)
    (株式会社ジャストシステム・コンサルティング部)
・TEL:03-5412-8330
・E-mail:info@dita-jp.org

以上

【プレスリリース連絡先】
DITAコンソーシアムジャパン事務局(株式会社ジャストシステム内)
・担当者:加藤 哲義(かとう てつよし)
 (株式会社ジャストシステム・コンサルティング部)
・TEL:03-5412-8330
・E-mail:info@dita-jp.org