【プレスリリース概要】
通信機器・ネットワークの世界的大手、中国のＺＴＥ（中興通迅）（深セン：００００６３．ＳＺ、香港：０７６３．ＨＫ）は、２００９年度の中間決算を発表した。売上高は前年同期比４０．４％増の２７７億人民元、純利益は前年同期比４０．５％増の７億８０００万人民元と大幅増収となった。国内市場では、３Ｇ携帯電話網の本格構築により営業収入が前年同期比１１１．７％の増加。

【プレスリリース内容】
大幅増収をてこにグローバル市場での立場を強化


中国、深セン発 -- 【ビジネスワイヤ】 -- 2009年8月19日 -- 通信機器およびネットワーク・ソリューションを提供するトップのグローバル企業であるZTE コーポレーション（中興通訊）（「ZTE」または「グループ」）（深センA株：000063.SZ 、香港H株：0763.HK）は本日、本年6月30日までの中間決算を発表しました。ASBEおよびHKASに基づき、本年度前半の売上高は277億人民元（3800億円）で、昨年度の同期に比べ40.4%の増加となりました。純利益は7億8000万人民元（107億円）で、前年比40.5%の増加です。希釈化前一株当たり利益は0.45人民元（6.17円）となりました。

本決算期に、中国で大規模な3Gネットワークの構築により利益を上げたため、グループの国内市場での営業収入は149億5000万人民元（2050億円）となり、前年比で111.7％の伸びとなりました。ワイヤレス製品の業績は、本年度前半に行われたチャイナ・ユニコム（中国総通）およびチャイナ・テレコム（中国電信）のネットワーク入札を織り込み、予想通りでした。コスト優位性とカスタマイズ能力を背景に、同社は沿岸部および成長の機会があるその他の地域において飛躍的な成長を遂げています。

今期の国際部門における売上高は、0.7%増の127億6000万人民元（1750億円）となり、総営業収入の46.0%を占めています。主要な発展途上市場における第2世代（2G）のネットワーク構築と容量の拡大、ならびに先進諸国における帯域幅のアップグレードや革新的サービスの需要は、当グループが国際市場で安定した発展を遂げる上での基盤となっています。本年度前半、ZTEは、インドネシア、ベトナム、トルコなど世界で最も人口の多い上位20カ国の主要オペレーターと協力関係を続けると同時に、ベライゾン、テリアソネラ、テルストラ、テレノールなどの欧州や北米・南米のティア・ワン・オペレーターとのパートナーシップの構築に成功しています。

製品グループ別では、今決算期、通信事業者のネットワークで前年比46.2%増、ハンドセット製品で29.8%増、通信ソフトウェアシステム、サービス、およびその他の製品で29.2%の増加を記録しています。

ワイヤレス部門では、業界をリードするZTEのSDRソリューションによりGSM/UMTS/LTEおよびCDMA製品が長期的に発展し、市場シェアおよび競争力は大幅に高まりました。同社のUMTS製品は、インドネシア、ベトナム、トルコなどの人口の多い国の主要オペレーターや、テルストラ、テリアソネラ、シングテルといったトップのグローバル・オペレーター3社の支社が採用しています。本年度前半、ZTEのCDMAベースステーションは7万5千台という過去最高の出荷数量を達成しました。これは前年度の総出荷数量の1.5倍に当たります。一方、WiMAX製品はマレーシア、サウジアラビア、日本、および欧州諸国などのハイエンド市場への参入に成功しました。また、世界トップの情報技術調査コンサルティング会社のガートナーが、最新の業界レポートの中で、「トップ3」のLTEネットワーク・インフラ・ベンダーとしてZTEの名を挙げています。

有線部門では、XDSLが業界トップの位置を維持し、FTTXは世界でトップの競争力を維持しています。ベアラ・ネットワーク、コア・ネットワーク、データおよびサービス製品など、すべてにおいて市場競争力の優位性を誇っています。

ZTEは毎年、売上の10%を研究開発に投資しています。本決算期では、グループの研究開発費は58.2%増加しました。これは売上の増加率より高い比率となっています。販売・流通費および管理費はそれぞれ、21.4%、21.0%増え、財務費は[8.6]%減少しました。これは、売上増加率より低い比率です。同社の研究開発と経営改善への集中的取り組みが際立っています。

ZTEの会長である侯為貴（Hou Weigui）氏は次のように述べています。「当グループは、国内の3G部門における初期市場シェアを背景に、主要PRC通信事業者3社との事業の強化を目指しています。同時に国際市場における競争力を維持し、潜在的な新興市場として人口の多い大きな国に重点を置いています。また、先進国や先進地域で起こっている通信技術のアップグレードやグローバル・サプライヤの競争シナリオの変化に対応して、西ヨーロッパや北米などのハイエンド市場において主要な戦略的通信事業者との協力関係を強化し、トップのグローバル通信事業者と協力できるチャンスを広げます。」

「当グループは本年度後半も、差別化とコストでリードする戦略を実行し、安定した発展を続け、プロジェクト・ベースの運営を強化し、コストおよび技術における優位性、ならびにワンストップのプロジェクト実施能力を高めていきます。」


注： ASBEは、「企業会計基準」の略語で、HKASは「香港会計基準」の略語です。



ZTEについて

ZTE は通信機器およびネットワーク・ソリューションを提供するトップのグローバル企業です。その製品範囲は世界で最も幅広く最も完全です。すなわち、実質的に有線、無線、サービスおよび端末市場などあらゆる部門を網羅しています。同社は革新的なカスタムメイドの製品およびサービスを、140を超える国の500以上のオペレーターに提供しています。これにより、毎年売上が増加し、世界の通信の未来を担っています。ZTEは年間売上高の約10%を研究開発に投入し、新たな通信基準を確立する様々な国際的組織において主導的な役割を果たしています。2008年度には3G機器市場全体で約30%のシェアを獲得し、中国の3G業界をリードしています。しっかりとした企業の社会的責任（CSR）イニシアチブを持つ企業であるZTEは、国連グローバル・コンパクトのメンバーであり、CSRプログラムの開発および実施においてグローバル・コンパクトの10原則を厳格に順守しています。ZTEは中国で唯一の上場通信メーカーであり、株式は香港証券取引所および深セン証券取引所（香港Ｈ株：0763.HK、深センＡ株：000063.SZ）で取引されています。詳細については www.zte.com.cnをご覧ください。

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