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ITシステム/サービス 株式会社シーイーシー 2009年09月09日


【プレスリリース概要】
株式会社シーイーシー(本社:東京都渋 谷区、代表取締役社長:新野和幸、以下シーイーシー)と古河産業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:花谷武和、以下古河産業)は8日、超音波を使った位置情報管理システム事業で協業することを発表いたします。両社は本日より、工場や倉庫などの人・モノ・機械の動きや所在を“見える化”する 3D表示・動線分析ソフト「RaFLOW(ラフロー)」を提供開始し、国内の製造・物流各社でニーズが高まる効率的な現場改善や業務効率化を支援します。

【プレスリリース内容】
昨今の景況悪化に伴い、製造・物流各社ではコスト削減への取り組みを加速させています。生産拠点や物流拠点の統廃合や移転を計画する企業が増えています。このような企業においては、市場の需要変動に迅速かつ的確に対応するため、業務効率の向上、物流の最適化といった生産革新によるムダ取りが欠かせず、とりわけ、生産・物流出荷管理に関わるあらゆる情報をリアルタイムで「見える化」することが欠かせなくなっています。

シーイーシーでは、従来からこのようなお客様ニーズに応えるべく、製造・物流現場の人・モノ・機械の動きを再現する3DシミュレーションソフトRaLCを提供してきました。今回、RaLCのさらなる「見える化」を進め、より精度が高く、リアルタイムな動線情報を提供するRaFLOWを開発し、作業現場の人や機械、個体をトレースする位置情報システムの検討を重ねてまいりました。そこで、位置情報分野での豊富な実績を持つ古河産業と協業し、古河グループの古河機械金属株式会社が提供する超音波位置測位システム「ZPS」を組み合わせた3D表示・動線分析サービスを本格的に提供することとなりました。

今回提供するサービスは、GPSが苦手とする屋内や密閉空間で、超音波を活用して最高2、3cm以内の高精度な位置検知を行うことができるZPSの位置測位システムとRaFLOWを連携することで、取得した位置情報データを活用した3D表示や動線分析など高度なシミュレーションが可能となります。従来の位置情報システムでは難しい、①高精度な3Dビジュアルでの表現、②位置データのズレを自動的に修正する「補間機能」、③動線・位置情報を使った分析機能などの特長があります。RaFLOWの3D描写とシミュレーション機能によって、製造・物流現場で作業する人やフォークリフト、マテハン機器などのリアルタイムな位置情報データや動線・作業ログを使い、実際の動きをPC上で再現しながら生産・物流現場の課題解決につなげることができます。

今後両社は、作業員やフォークリフトなどマテハン機器の管理が複雑な工場や物流センターのほか、データセンターや病院などの機密性・公共性の高い施設などでの需要を狙い、共同で販売活動を推進していきます。

なお、本サービスは2009年9月16日(水)〜18日(金)に東京ビッグサイトで開催される「自動認識総合展」のシーイーシーブースにて展示紹介します。

【プレスリリース連絡先】
株式会社シーイーシー
【担当:コーポレートサービス本部 広報室 根本 誠一】
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル
TEL(03)5789-2442