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製造業/流通業 ビジネスワイヤ・ジャパン株式会社 2009年09月11日


【プレスリリース概要】
日立電線のイーサネットスイッチ「APRESIA(アプレシア)」が、タイ大手通信事業者シンフォニー・コミュニケーションのイーサネット・サービス向けコアスイッチに採用されました。

【プレスリリース内容】
-海外のイーサネットサービス向けコアスイッチに初採用-

東京発--(ビジネスワイヤ)-- 日立電線株式会社はこのたび、当社のイーサネットスイッチAPRESIA(注1、2)がタイの通信事業者Symphony Communication Co., Ltd.社 (本社:タイ国バンコク市、以下、「シンフォニー社」といいます。) が提供するイーサネットサービス (注3) のコアスイッチとして採用されましたので、お知らせします。これはAPRESIAにとって、海外のイーサネットサービス向けでは初の採用となります。

当社では、2003年に自社ブランドイーサネットスイッチ「APRESIAシリーズ」を開発し、通信事業者のLayer2技術をベースとした広域イーサネットサービス向けや、企業のLAN向けなどに拡販を続けてまいりました。その結果、通信ネットワークの特性にあわせた柔軟な機能開発と製品の高い信頼性によって、国内の通信事業者を中心に多くのお客様にご採用いただいております。
海外市場においては、国内での通信事業者向けの実績が高く評価され、通信事業者が海外で展開する国際広域イーサネットサービスのエッジスイッチとして、これまでに9ヶ国のサービス拠点にご採用いただいているほか、データセンタの高速バックボーンにも利用されています。
近年、特にアジア市場を中心に光ファイバ通信回線など高速通信のインフラ整備が進んでおり、イーサネットサービス市場の拡大が見込めることから、当社では、これらの採用実績を足掛かりに海外市場での拡販に注力しております。

こうした中、タイのシンフォニー社のイーサネットサービスのコアスイッチとして、当社のAPRESIAをご採用いただくことが決まりました。
シンフォニー社は、タイ国バンコク市内を中心に企業向けに専用線サービスおよびイーサネットサービスなどの固定通信サービスを提供する通信事業者です。バンコク市内に展開する光ファイバを自社で保有・管理することにより高い通信品質を誇っており、一般企業をはじめ、インターネットサービスプロバイダや通信事業者へ回線を提供しています。今後は、第三世代移動体通信システム向け回線販売も計画しています。
今回、当社のAPRESIAは、その優れた障害回避機能と信頼性の高さ、運用実績の面で高い評価を頂き、シンフォニー社にコアスイッチとして、ご採用いただくことになったものです。

シンフォニー社の社長Kranphol氏は、次のように述べています。「最近、タイに展開する企業や通信事業者はシンプルで高品質のサービスを求めています。当社はSDH (Synchronous Digital Hierarchy) サービスとイーサネットサービスの2種類の回線を提供していますが、高速化、高信頼化に対応し、高い拡張性を得るために、今後はイーサネットサービスを強化していく考えです。当社のイーサネットサービスには、転送方式として信頼性、経済性に優れているLayer2方式を採用していますが、日立電線のAPRESIAは厳しい要求条件が求められる日本の広域イーサネットサービスにおいて長年利用されており、その高い信頼性と拡張性、そして優れた障害回避機能によって、タイ国内でも日本と同様の高品質のサービスを提供することができると考え、今回採用を決めました。」
 
今後当社では、タイのイーサネットサービスでの実績を足掛かりに、東南アジアを中心とするローカル通信事業者など、高速かつ高信頼性のイーサネットサービスが要求される市場にAPRESIAシリーズを展開することで、これまで以上にイーサネットスイッチ市場におけるシェア拡大を図ります。

(注1) イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
(注2) APRESIAは、日立電線株式会社の登録商標です。
(注3) イーサネットサービスは、ユーザーのイーサネットフレームを通信事業者のネットワーク内で透過的に転送する専用線、またはVPN(仮想私設網)サービスです。

【プレスリリース連絡先】
日立電線株式会社
吉原 正幸
+81-3-6381-1050
koho2@mail.hitachi-cable.co.jp