09月
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製造業/流通業 ビジネスワイヤ・ジャパン株式会社 2009年09月29日


【プレスリリース概要】
東光株式会社は、独自開発の無接点電力伝送のデモンストレーションをCEATEC2009で行います。

【プレスリリース内容】
~ 伝送効率90%超を実現したWireless Power Transmission ~

埼玉発--(ビジネスワイヤ)--コイル製品事業を中心に電子部品の開発・製造を行う東光株式会社(埼玉県鶴ヶ島市、代表取締役社長:川津原 茂)は、独自開発の無接点電力伝送のデモンストレーションをCEATEC2009で行うことを発表いたします。伝送ロスを極小化する事により、利便性を高めると同時に省エネルギー化に貢献する東光独自の無接点電力伝送をご覧いただきます。

無接点による電力伝送は、利便性、信頼性、防水性、防塵性など多くのメリットがあり、現在はコードレス電話を中心に普及が著しい技術です。製品の累計出荷台数は2008年に1千万台を超過していますが、今後は携帯電話、デジタルカメラなどの小型携帯機器での採用を見込んでいます。

東光が電磁誘導技術を用いた無接点電力伝送の製品化および量産化を開始してから10年が経過しました。無接点電力伝送では、より高い伝送効率を確保する技術開発が欠かせません。

東光は独自開発ノウハウを用いて伝送効率の改善を進めており、特に無接点電力伝送技術のキーとなるコイル部分は、東光の強みである巻線技術、得意とするRF技術を生かし、コイル間の伝送効率は93%(2009年9月1日時点)を達成致しました。これによりシステム全体としても伝送電力2.5ワットクラスで84%の伝送効率を実現しています。

東光はコイルの老舗メーカーとして、巻線技術、磁気解析技術、材料解析技術など多くの最先端技術を保有しています。東光は、1955年の創業以来蓄積し続けている技術開発力を用い、伝達効率を更に高めた無接点電力伝送の商品化に取り組んでまいります。

東光株式会社について

世界初となるトランジスタラジオ用IFT(中間周波トランス)を1955年に開発し、同年に創業した東光は、得意分野であるコイル製品事業を中核とした技術を進化させながら、コイル関連製品、無接点電力伝送ユニット等のユニット製品、誘導体フィルタ等の電子セラミック製品の設計・開発から製造・販売まで、グローバルに行っています。弊社の技術は省エネルギー技術の開発に密接に関連しており、より良い地球環境の実現に貢献しています。

【プレスリリース連絡先】
東光株式会社
広報部 牧野 卓 
電話番号 049-279-1632
ファックス番号 049-250-2188