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飲食業/食品関連業 合同会社七海交易 2010年11月02日


【プレスリリース概要】
当社は世界一辛い唐辛子、ブットジョロキアの生産会社です。
ジョロキアはハバネロの2倍の辛さを持ち、ギネスブックにも登録されています。

【プレスリリース内容】
世界一辛い唐辛子の加工ともなると、実に触れずとも体が痛い。乾燥機から排出
される空気で肌がただれる。どれくらい痛いかを表現するのは困難なことだが、敢
えて言えば、熱湯の中に浸かっている状態と想像して頂きたい。氷がないと悶絶す
るほどの痛みを感じる。過去、手を冷凍庫に入れ、指が凍傷になりかけながら寝た
こともある。痛みはひどい時で15 時間続き、3 人の医者に助けを求めたが解決策
はないという。
一度皮膚に触れたカプサイシンはいくら洗っても洗い流せない。痛みが激しいと
きには、従業員それぞれが独自の方法を以て痛みを消す努力をする。ある者は塩で
手を塗す、またある者はレモンの汁を患部にかける。その他、ココナッツオイルを
塗りたくる、柱を叩いて痛みを分散させる、熱湯を入れたグラスを患部にあてるな
どが行われている。医学的根拠はどうであれ、本人が痛みの軽減に成功したと感じ
られればそれに越したことはない。
 最も痛い作業は、乾燥した唐辛子を粉砕した時に訪れる。気温40 度の中、長袖シャ
ツに上下カッパを着、ゴム長靴に帽子、ゴーグル、二重マスクで全身を覆う。30
分の作業で水を浴びたように汗が噴き出し、体重は2kg 減る。
 時には痛み止めを飲み、全身にはあせものクリームを塗りたくる。汗が噴き出し
ているところを、痛みと痒みのために肌を擦ってしまうために、あせもとは無縁に
なれない。鼻水は1 日に100cc、咳は200 回、くしゃみは100 回、シャワーは10
分おきに30 回浴び、洗濯は5 回する。
 2009 年は住宅地の中に工場を置き、近隣の住民から脅迫や苦情を多々受けた。
乾燥機から漏れた粉末が子供の喉に入り死にかけたと、母親集団が猛抗議に来たこ
ともある。2010 年からは人里離れた村の奥地に工場を建て、においが届きそうな
周辺住居者を従業員として雇い、苦情を逃れている。
 カプサイシン100%の物質は劇物として扱われ、ジョロキアには約6%の濃度の
カプサイシンが含まれる。インドではジョロキアを使った催涙弾が治安維持軍に
よって開発され話題になっている。当社はまさに、催涙スプレーを撒いたかのよう
な工場の中で作業しているのである。「つらい」と「からい」は、同じ「辛い」と
いう漢字だ。世界一辛( から) い唐辛子を加工するのには、世界一辛( つら) い作
業を伴うのである。
 
 そうして完成したのが当商品、「海を渡った青年 りょう君のジョロキア」だ。

【プレスリリース連絡先】
合同会社七海交易
050-3797-8811
info@7seastr.com