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公共機関/NPO 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 2012年02月27日


【プレスリリース概要】
2012年2月23日12時5分頃、タイ国境のウンピアム難民キャンプで、大規模な火災が発生しました。

【プレスリリース内容】
 アジアで教育・文化支援の活動を行っている公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下、SVA)は、2000年よりタイ国境のミャンマー(ビルマ)難民キャンプにて図書館の活動を行っています。
 2012年2月23日12時5分頃、事業地の一つであるウンピアム難民キャンプで、調理をしていた火が建物に引火し、大規模な火災が発生。3019世帯、4410人が暮らしていた区が被害を受けました。566戸が全焼、257戸が損壊の被害を受けました。

■ 乾期に襲った火災
 難民キャンプの家屋は、柱に竹を、屋根にはヤシの葉を使用しています。密集した状態に建てられており、また雨の降らない乾期に起きた火の手は、瞬く間に燃え広がりました。
 屋根や壁に使用している椰子の葉、竹を撤収したり、火がおってくる前に家の中から生活用品を持ち出し逃げる姿があちらこちらで見られました。
 火が落ち着くと、男性たちは井戸から水をくみ、バケツなどを抱え消火活動に当たっていました。難民キャンプの中には消防車は常駐していないため、初期消火は全て手作業で行われます。

■ 七輪700セットを配布します
 焼け跡の自宅に戻り、焼け残ったお米を集める男性の姿も見られました。「これも貴重な食料だよ」といっていました。
 SVAは、緊急支援として煮炊き用に使う七輪を700セット担当することにします。また、今後教育分野での支援の必要性が出た時に、協力する予定です。

▽タイ国境ウンピアム難民キャンプでの大規模火災被害状況報告
http://sva.or.jp/myanmar/un/un201202251622.html

■ 団体概要 ■
SVAは、1981年に設立。タイにあったカンボジア難民キャンプで子どもたちに絵本を提供することから活動を開始。現在、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタンに活動拠点を置き、図書館活動を中心に子どもの教育や文化の支援活動、災害救援活動に取り組んでいます。2012年は16棟の小学校建設、6棟の小学校図書館建設、6言語26タイトルの絵本出版(66,400冊)を行います。

【プレスリリース連絡先】
■ 本件に関するお問い合わせ先 ■
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:03-6457-4586
FAX:03-5360-1220
E-mail:kamakura@sva.or.jp 
担当:鎌倉
http://www.sva.or.jp/