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製造業/流通業 日本アイ・ディ・ティー合同会社 2012年04月24日


【プレスリリース概要】
本日発表の、超低消費電力の半導体ドライブ(SSD)アプリケーション向け、精密温度センサーの新しい製品群は、膨大なメモリー・モジュールの既存の規格との互換性を維持した上で、消費電力を最小化し、BOM(部品表)コストを最適化します。

【プレスリリース内容】
IDT TS3000GB0A0は、エンタープライズ・サーバーやストレージのアプリケーションに向けた、低消費電力、高精度の温度センサーです。1.8V電源をサポートすることによって、消費電力削減と既存のSSDメモリー・モジュールの電源電圧との互換性を図っているため、追加の電圧レギュレータが必要ありません。このデバイスは、-40℃~+125℃全温度範囲にわたり、Grade B温度センサー向けのJEDEC(電子デバイス技術合同協議会)仕様JC42.4を超える特性を持っており、IDT社の業界をリードする温度精度の伝統を維持しています。革新的なアナログ・デジタル変換器(ADC)が、最大12ビット(0.0625℃)のプログラム可能な全分解能における、100ns未満の業界をリードする変換時間を実現し、全温度範囲にわたる熱制御ループの全体的な精度を大幅に改善します。

 「エンタープライズ用SSDは、著しいパフォーマンスの向上を、より小さい実装面積と低消費電力で、提供することができます」とガートナー・リサーチのJohn Unsworth(ジョン・アンスワース)氏は語っています。さらに、「エンタープライズ・グレードのSSDの需要は、過去数年にわたり、すさまじい牽引力で拡大しています。今後5年間で、出荷数量は41%以上成長し、その期間中のSSDベンダーの売上額は4倍以上になるとみています」とも語りました(*注)。
 「SSD市場は、今後10年間にわたって爆発的に成長する兆しがみえており、これは、IDT社の戦略の焦点となる分野です。当社のメモリーとSSDの顧客は、当社を高性能かつ低消費電力のシステム・ソリューションのリーダーとして認めています。当社の最新の温度センサーは、これらの品質を提供し、PCI Expressフラッシュのコントローラとスイッチ、タイミング、パワー・マネジメント(電源管理)、およびその他のメモリー・インタフェース製品など、エンタープライズ・サーバーやストレージのソリューションの広範なポートフォリオを補うものです」とエンタープライズ・コンピューティング部門のジェネラル・マネージャ兼バイス・プレジデントのMario Montana(マリオ・モンタナ)は述べています。

 IDT TS3000GB0A0は、フラッシュ・メモリーやコントローラの最新世代品との互換性を保つためにSMBusとI2Cインタフェースの両方をサポートします。このデバイスは、JEDECに完全準拠しており、競合するほとんどの熱センサーが標準化されていない市場において、標準化されたソリューションを顧客に提供します。このデバイスは、モバイル、またはフォールトトレラントのエンタープライズ・システムがバッテリ動作しているときなどの厳しいモードの間、消費電力を最小化するために先進的なパワー・マネジメントをチップ上に集積しています。さらに、入力グリッチ・フィルタリング、およびサーバーやストレージ装置に重要な特性である耐障害性を強化するために電源投入の電圧ヒステリシスを備えています。

*注 Gartner, Inc., Forecast: Semiconductor Consumption by Electronic Equipment Type, Worldwide, 1Q12 Update, Nolan Reilly, et al, March 8, 2012.

【プレスリリース連絡先】
日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-24-9 
アイ・ケイ・ビルディング1F
マーケティング コミュニケーションズ 
本田 真由美
E-mail: mayumi.honda@idt.com