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飲食業/食品関連業 IWSR Japan 2015年12月18日


【プレスリリース概要】
ジョニーウォーカーがトラベル・リテールトップ100で首位をキープし、スコッチカテゴリーの復活を牽引

【プレスリリース内容】
2014年のトラベル・リテール部門トップ10のランキングに大きな変動はなく、前年1位のディアジオ社のジョニーウォーカーが2,230,000ケースを売り上げ(前年比47,000ケース増)首位の座をキープした。

ウォッカのフィンランディアはロシアでの売上不振がひびきトップ10から姿を消し、代わりに前年11位だったスコッチウイスキーのフェイマスグラウスが10位に滑り込んだ。

2014年のトラベル・リテール部門において注目すべきことは、スコッチウイスキーの販売量が大きく回復し、この年のトラベル・リテール部門におけるスピリッツ販売量の増加分のうち40%(217,000ケース)を占めたことである。2013年に落ち込んだ販売量が2014年には2012年の水準を上回るなど、首位のジョニーウォーカーを筆頭に、上位100位以内にランクインしたスコッチウイスキーのブランド16が販売量を伸ばしている。

ジョニーウォーカーのトラベル・リテール部門における成長は、アフリカと中東での好調な売り上げからの貢献が大きいが、アジア市場での回復もこれに寄与している。ディアジオ社は中東地域のトラベル・リテール部門で特にウイスキーのシェアを伸ばしており、アジアのトラベル・リテールでは高級感があり、商品のバリエーションが豊富なジョニーウォーカーが純売上を伸ばしNo1となっている。


2014年のトラベル・リテール市場におけるスピリッツの販売量は前年比2.5%増、537,000ケース(1ケース9リットル換算)販売量を伸ばし22,100,000ケースに達した。2010年以降の販売量の年平均成長率(CAGR)5%には及ばないものの、2013年における前年比1.4%増に比べると回復基調にあることが分かる。

【プレスリリース連絡先】
IWSR JAPAN
担当:前田静吾
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