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学校/教育/学習 明星大学映像翻訳フィールドワーク 2017年10月20日


【プレスリリース概要】
11月18日(土)に明星大学で学生が主催する難民をテーマにした映画『Nowhere to Hide ~あるイラク人看護師の記録~』の特別上映会を行います。明星大学人文学部国際コミュニケーション学科 映像翻訳フィールドワークの学生がゼロから字幕をつけ、先日「国連UNHCR難民映画祭2017」で正式に上映された作品となります。本作品の字幕翻訳作業から、特別上映会の企画・運営・ポスターなどの制作を、すべて映像翻訳フィールドワークを受講している学生30人で行う手作りのイベントです。上映会のスペシャルゲストには、国境なき医師団の取材に力を入れていらっしゃる、いとうせいこう様をお招きする予定です。

【プレスリリース内容】
学生が字幕をつけたドキュメンタリー映画<国連UNHCR難民映画祭出品作>を上映
「明星大学 特別上映会」11月18日(土)開催
いとうせいこうさん(作家・クリエーター)もゲストとして登壇!

明星大学(東京都日野市 学長:大橋有弘)では、2017年11月18日(土)に、国連UNHCR難民映画祭上映作品『ノーウェア・トゥ・ハイド ~あるイラク人看護師の記録~』の特別上映会を開催します(後援:UNHCR駐日事務所、国連UNHCR協会)。上映作品は人文学部 国際コミュニケーション学科「映像翻訳フィールドワーク」の学生30名が字幕翻訳をほどこしたもので、今回の特別上映会も学生が企画・運営・PRなどをすべて担っています。

◎イラクの悲劇的な現実を描いた衝撃作をプロに学んだ知識を使って学生が字幕翻訳

明星大学 人文学部 国際コミュニケーション学科では、2014年より「映像翻訳フィールドワーク」という通年の講義を行っています。この講義は、プロの映像翻訳者・映像翻訳ディレクターでもある講師陣から字幕翻訳について学ぶ講義です。4月から始まった前期講義では、1つの字幕で使用できる文字数、記号の使い方といったルールの習得から始まり、その後、さまざまな作品を通して映像作品の読み解き方やシチュエーションによって適切な表現を選ぶことなど、より具体的な字幕翻訳のノウハウを学んできました。
そして8月末の約10日間の夏期集中講義では、前期講義で得た知識や経験を生かし、2017年の国連UNHCR難民映画祭で上映される映画の1つである『ノーウェア・トゥ・ハイド ~あるイラク人看護師の記録~』の字幕翻訳を行いました。
本作品は、アメリカ軍撤退後も長らく紛争が続くイラクを舞台に、「死の三角地帯」と呼ばれる地域で救急病院の看護師として働く男性が撮影したイラクの現状を描くドキュメンタリー作品です。私たちが字幕をつけたこの作品は、今年9月30日から開催されている国連UNHCR難民映画祭にて、各地で上映されています。
そして今回、この『ノーウェア・トゥ・ハイド ~あるイラク人看護師の記録~』を11月18日(土)に明星大学でも上映することが決まりました。この特別上映会の企画・運営・PRはすべて私たち映像翻訳フィールドワークを履修している学生が行っています。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本映像翻訳アカデミー株式会社(JVTA)
担当:桜井 TEL:03-3517-5002 E-mail: eizouhonyaku-fw@jvtacademy.com
◎「国境なき医師団」への取材を続けている
いとうせいこう氏が難民問題をテーマに学生と対談

特別上映会では上映や学生発表のほか、ゲストとして、以前より「国境なき医師団」への取材活動を行っている作家・クリエーターのいとうせいこう氏(右写真)が登壇。「私たちは難民の人々に対し何ができるのか」をテーマに、映像翻訳フィールドワークの学生と対談を行います。

特別上映会は参加無料・予約不要です。11月18日(土)は明星大学までぜひお越しください。
上映作品について
映画の舞台はイラク中部の町、ジャローラ。2011年にアメリカ軍が撤退したイラクにはようやく平和が訪れると思われたが、その後もテロや武力衝突が絶えず続いていた。主人公のノリ・シャリフは、「死の三角地帯」と呼ばれる地域にあるジャローラの救急病院で、看護師として日々、負傷者を看護していた。そんな中、ノリは本作品の監督からイラクの現状を記録してほしいと頼まれ、カメラを手渡される。しかし彼の日常は長くは続かなかった。ジャローラが武装組織ISISの侵攻を受けたため、ノリは家族を連れて町から逃げることを決断。安住の地を探し求め、ノリたちは村々を転々とする―。何気ない日常があっけなく破壊されるイラクの悲惨な現状を余すことなく映し出す、衝撃のドキュメンタリー。

『ノーウェア・トゥ・ハイド ~あるイラク人看護師の記録~』(原題:Nowhere to Hide)
アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2016長編部門グランプリ
第12回国連UNHCR難民映画祭 正式上映
監  督:ザルダシュット・アフマド
製 作 国:ノルウェー、スウェーデン、イラク
製 作 年:2017年
上映時間:86分
映像翻訳フィールドワークについて
明星大学 人文学部 国際コミュニケーション学科の「映像翻訳フィールドワーク」は、映画やテレビ番組における映像翻訳の手法を学び、自分たちの手で映像作品に字幕を施すこと、また、翻訳した作品を観客に鑑賞してもらうための上映会を開催することを目的としています。上映作品『ノーウェア・トゥ・ハイド ~あるイラク人看護師の記録~』の字幕は、現役の映像翻訳者・映像翻訳ディレクターでもある講師陣の指導のもと、映像翻訳フィールドワークの学生全員で分担して作成しました。

【プレスリリース連絡先】
eizouhonyaku-fw@jvtacademy.com
桜井