〔 学校/教育/学習 身延山大学 2025年06月13日 〕
【プレスリリース概要】
身延山大学附属図書館 テーマ「資料から見る法華経信仰者」
身延山大学附属図書館(山梨県南巨摩郡身延町身延3567 館長:伊東久実)と身延山宝物館では、平成14年(2002年)より合同企画展を開催しています。 令和7年度は「法華経信仰の偉人達」の共通テーマのもと、大学附属図書館では「資料から見る法華経信仰者」と題して、普段は貴重本書庫にて管理・保存している貴重資料の公開をいたします。
【プレスリリース内容】
【内容】
令和7年度合同企画展図書館会場では、「資料から見る法華経信仰者」のテーマで、古代より多くの人から信仰を集めていた法華経を、特に信仰していたことで知られる偉人に関わる図書館所蔵資料を公開いたします。
主な展示資料1:扶桑拾葉集(全30巻35冊 うち1冊欠)
水戸黄門の通称で有名な徳川光圀(1628-1701)が晩年に編纂した日本古典・歌集の叢書です。今回展示の本学所蔵扶桑拾葉集は、巻30末に「扶桑拾葉集三十五巻水戸西山黄門尊公御寄附 岩本山常住」と識語が残り、本来は徳川光圀によって静岡県富士市岩本所在の日蓮宗本山である岩本山実相寺に寄贈された資料であることがわかります。
なお、光圀の母である久昌院(1604-62)は日蓮宗の篤信者であり、没後身延山に供養塔が建立され(現存)、儒教の信奉者であった光圀自身も親交のあった日蓮宗僧侶の日乗(1648-1703)の記した『日乗上人日記』によると、晩年の元禄9年(1696)に出家したことが明らかにされています。
主な展示資料2:国訳妙法蓮華経(全1巻1冊)
童話作家で詩人として著名な宮沢賢治(1896-1933)にまつわる資料です。
昭和8年(1933)9月21日に賢治は33歳で逝去しますが、臨終を迎える直前に、賢治は父親の政次郎氏に国訳の法華経を千部印刷することを遺言しました。政次郎氏は翌年、賢治の弟である清六氏を発行者として国訳法華経を印刷し、縁のある人への配布を実施しました。本学所蔵「国訳妙法蓮華経」は、その内の1冊になります。
他に宮沢賢治に関わる資料として、賢治が生前に詩を投稿した新聞の実物なども展示いたします。
【会期】令和7年(2025年)6月13日(金)‐7月18日(金) 9:00-16:00
※会期中の土曜日・日曜日は閉館となっております
【会場】身延山大学附属図書館 1階会議室 山梨県南巨摩郡身延町身延3567
【入館料】無料
※同時開催「無念夢想 刻むは無 浮かぶは仏 消しゴムハンコ展」
【プレスリリース連絡先】
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
学校法人身延山学園 身延山大学(身延山大学附属図書館)
担当:図書館事務局 宇佐美玄秀 E-mail:usami@min.ac.jp
沼田 晃佑 E-mail:numata@min.ac.jp
TEL:0556-62-9507(図書館直通)/ FAX:0556-62-9507(電話兼用)
HP:https://www.min.ac.jp